さて、自衛隊を始めとして、軍隊には常に最強の部隊があると言われています。
特殊部隊よりも強く、この部隊が無ければ、組織として維持できない、重要な部隊・・・それは糧食班こと炊事場の勤務です。
今回は自衛隊の炊事場こと、知られざる自衛隊の糧食班についてお話したいと思います。
駐屯地内の食事を取り扱い、日々訓練や業務に励む自衛隊員達のお腹を満たす為の食事を提供する営内食堂こと糧食班。
もとい炊事場勤務は営内勤務の中でも大変な部署とも言われています。
自衛隊糧食班
自衛隊の勤務では、勤務内容によっては当直勤務や消防班勤務に糧食班勤務など、様々な勤務体制があり、炊事場の勤務も重要な任務の一つとして宛がわれている作業とも言えます。
さて糧食班とはどんな勤務なのかと言えば……平たく言えば、駐屯地内の食事を提供する部署であり、ひたすらに食に関係する仕事に従事する事となります。
よく食事を作る部署と言えば、カッコの悪いイメージがあり、間抜けな印象が付いて回りますが、こと自衛隊においては、そんなに甘くはありません。
まず炊事場の勤務となれば、徹底的に衛生面での気遣いに翻弄される事となります。
日常の手洗いは当たり前。
うがいや体調管理に然り、スキンケアなどに注意しなければ、ひどい目に合う部署でもあるのです。
営内の食事の決まり事
自衛隊の営内の食事には、ある決まりがあります。
その決まりとは、生ものを提供しない事。
つまりは、刺身や生もの料理などの加熱処理が成されていない食事を提供する事はご法度となっており、食事の衛生面なども、徹底として管理されています。
Oー157の食中毒などが懸念されるご時世においては、手洗いなどの衛生管理はしっかりとなされており、某ファーストフード店並みに厳しいのです。
洗い残しや汚れが残っていたら……指導されるほどに恐ろしい部署でもあります。
新人料理人とあまり変わらない
また糧食班の朝は早く、駐屯地によっては様々ですが、早朝の4時から5時に仕込みなどをするらしく、早起き起床が当たり前な部署とも言われています。
また入りたての頃は、ひたすらに軽作業が宛がわれ、掃除は勿論の事、皿洗いや食材の皮むきなど、雑用ごとにひたすらに追われていきます。
料理が出来るからといってすぐに料理をさせてくれるわけでもなく、見習いとしての下働きをさせられていくと、まるでレストランの弟子入りみたいな日々を送る事となります。
でも特典もあり、普段は食べられない様な代物が食べられたりと、出来立ての食事を食べる事が出来る等の、役得などもあり、糧食勤務も悪くないと思えるような幸運もありますが、油断なら無いのが自衛隊と言う組織。
演習中の食事を野外で炊事車で作る際は、下手をすれば訓練並に厳しく、やはり自衛隊の仕事には、楽な仕事はないと思い知らされてしまうらしいです。
自衛隊と言えば、イバにとっては「戦国自衛隊」が想い出の作品でもあります。
千葉真一のアクションシーンなどがカッコ良く、友達と戦国自衛隊ごっこをして遊んでいた子どもの頃、実に濃ゆい子どもだったと思います。
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