戦闘機が乗ってみたい!戦車に乗ってみたい!
迫力の実弾射撃を目の当たりで感じた!
迫真は自衛官そのもの?!
自衛隊に興味があって
若かりし頃、自衛隊に興味があり自衛隊協力本部の門戸をたたいてみた。
担当してくれたAさんは、サングラス姿に頬に傷のある方でした。
「若いころにやんちゃしててね。」「東大を本気で目指してたんだけどね。家が貧しかったからさ。」
ざっくばらんな兄貴肌のAさんでした。
「おう〇〇!(Aさんは、苗字ではなく名前で相手を呼ぶことが常で、君づけやさんづけもしない。本当に兄貴のような人でした)、戦闘機に乗りたいんだって?おう、連れてってやる!」とその日のうちに某基地へマンツーマンで案内してくれた。
後日、YS-11に乗せてもらい、感動したのを覚えています。
別な日には「戦闘機もあるぞ、戦車もあるぞ、戦闘ヘリもあるぞ」と、やはり、話がおわらないうちに「ついておいで」と車を1時間以上も走らせて、戦車に乗せてくれたりもしました。
自衛隊のおもてなしの極み
そして、おもてなしの極みは総合火力演習への案内でした。
貸し切りバスでお弁当付きで、Aさんのバスガイド(お笑い芸人並みのおもしろさ)で楽しい道中であった。
そこで、同い年くらいの友人ができたのもAさんのおかげでした。
総合火力演習は臨時に設置された観覧スタンドに座り、間近で戦車や戦闘ヘリ、大砲の実弾射撃のオンパレード。
射撃のたびに空気の震えがつたわってきて、一般市民には衝撃の体験でした。
くたくたになった帰路もAさんのトークは炸裂で、若者のハートをわしずかみにしていた。
本当に素晴らしい人に担当してもらいました。
Aさんのこと
当然、Aさんは土日、祝日などにこれらの活動をしていましたので、ご家族はさみしい思いもされていたのではないでしょうか?
その時知り合った友人らはみんな自衛隊に入隊していきましたが、本当に、おしつけがましいところなど一切なく、普段触れることない自衛隊の活動をあますことなく紹介してくれ、身近に感じさせてくれていました。
Aさんは、もう退官されましたが、今でも毎年、実家に自衛隊カレンダー持参で顔を出してくれています。
Aさんを通じて、自衛隊が人を大切にする組織なのだと実感しています。
東日本大震災や海外派遣においても自衛隊が地元からの信頼関係を得ながら堅実な業務を行っているのは、自衛隊がAさんのような人間を育成している証拠なのだと確信しています。
※画像はイメージです。
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