私が通っていた関西のある小学校は、生徒数が多くて校舎が古い学校でした。
そこに伝わっていた、七不思議を話していきます。
そして私の小学校の七不思議には、とても不条理な秘密があったのです。
1、決して歌ってはいけない校歌の3番
体育館には校歌のレリーフが飾られていて、堂々と三番まで彫られていたのですが、いかなる場合にも二番までしか歌うことはなく、1年生の時に習うのも2番まででした。
実際に3番まで歌ったことは一度もありません。
ただ歌うと呪われるという噂だけはみんな知っていいました。
校歌ができた頃には歌われていたのですが、理由は解りませんが歌うとなぜか事故や事件が起こったそうです。
学校側も配慮して歌わなくなったという経緯もあって、あながち呪われるといのは噂だけでもないのかと。
2、立ち入り禁止の屋上にある花子さんの棺桶
屋上にはなぜか十字架のような物が立っていて、登り棒にのぼると棺桶のような物が見えるのです。
みんなこれを花子さんの棺桶だと言っていました。
何があるのか確かめようと、同級生の一人が職員室からこっそりと鍵を持ち出して、屋上に確かめにいったのです。
十字架のようなものは避雷針だと解ったのですが、そこに棺桶はありませんでした。
彼は見間違いかと思って、登り棒にのぼるって確かめると、それははっきりと見えるのです。
その次の日、彼の話は学校中に広まると、屋上の扉にはもう一つ鍵が追加され管理も厳重になり、誰も確かめる事はできなくなりました。
そして彼は、夏休みに事故にあって亡くなり、新学期が始まると机の上には花が飾されました。
3、歩き出す二宮金次郎
校舎の端の池の畔にブロンズの二宮金次郎がひっそりと立っていました。
踏み出している足が、右、左と見るたびに変わっているといわれ、歩いている証拠なのだと言われています。
もとは校舎のすぐわきに立っていたのですが、像によじ登ってケガをする生徒がいたので、敷地の端に移されてしまいました。
自分には非がなく理不尽な対処なので、戻ろうとしているそうです。
4、夜ごとポーズを変える考える人の像
学校内にちょっとした野外美術館として、昼間でも薄暗い木立の中に、さまざまな西洋美術の像が立っていました。
いくかの像は、夜ごとにポーズを変えるという噂があり、その中の「かんがえる人の像」を夜中にみると銅像にされてしまうという噂があります。
殆どの銅像は西洋美術の有名なものなのに、いくつか似つかわしくない児童の像があって、銅像にされた児童だと噂されていました。
5、廊下の油絵に描かれた人物が動く
渡り廊下近くの廊下に大きな油絵が飾られていて、遠足かなにかを題材にした絵で自然の中を散策する人物が沢山書かれていました。私の母親も同じ小学校に通っていましたが、その頃からこの絵の人物が動くと噂されていました。
6、体育館のステージ裏にお仕置き部屋があった
体育館のステージ裏の隠されたよう、目に尽きずらい場所に鉄格子つきの小さな部屋が三つあるのを、体育館掃除の担当していた生徒が発見しました。
掃除もされておらず使われてはいた様子はないのですが、扉には鍵がかけてあって、奥の薄汚れた壁には落書きや、もがいて指でひっかいたような跡があり、トイレのような異臭が漂うのです。
あまりの不気味さから、ここは何かのお仕置き部屋だと噂されていました。
7、御札を見つけてしまうと呪われる
学校内の3か所に御札が貼られていて、それを全て見つけてしまうと呪われると言われていました。
実際に北舎の端と東舎の奧に貼られていて、あと一つがどこかにあると噂されていたのですが、私は見ることはありませんでした。
ただ、南側の端に貼られているという噂があり、実際に見たという生徒もいるので、なにか偶然に条件が揃うと全て観えてしまい呪われるのではないでしょうか?
8、7つの話を知ると
7つの話を誰かから聞いたり、なにかで知ってしまうとそれから8か月以内に呪われて、災いが起きたり、死んでしまうと言われています。
このことは母も知っていて呪いを解く方法も知っていたので、すぐに言われた通りにやってみましたが、とても複雑で途中で間違えると効果は無いと言われたので、とても怖かった。
まさかこれを読んだ皆さんに、災いが起きる事はないでしょう。
もしもの時に方法をお伝えしたいのですが、もう何十年も前の話でやり方を忘れていますし、母も他界してしまっています。
※画像はイメージです。
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