今回紹介するゲームは、ファミコン「シャーロック・ホームズ 伯爵令嬢誘拐事件」。
1986年にトーワチキから発売された、ジャンルはアクションアドベンチャーです。
トーワチキは、おもちゃのトランシーバーの販売や玩具の制御プログラム開発をしており、このソフトでコンシューマーゲーム業界に初参入したメーカーとなります。
ゲームの特徴
本作はホームズシリーズ誕生100周年記念作品として発売されのですが、クリア困難として知られている難解なアクションアドベンチャーゲームなのです。
このゲームは、ストーリーの紹介がまるでなく、説明書を読んでいなければ、プレイ方法も解らない。
さらにはプレイした際に情報がまるで無くてほぼノーヒント。名探偵であるホームズを題材にしているにも関わらず、推理を全くしない、アドベンチャー要素がまるで無い。
街の住人が全て敵キャラであり、ロンドンの街をひたすらに突き進み、襲い掛かる街の住人達を蹴り倒しながら情報や資金を集め、ひたすらに根気が必要なゲームでもありました。
しかも、微々たるお金しか稼げず、倒した敵から得れる情報が意味不明で、まるで役に立たない情報ばかりと、このゲームは絶対にクリアさせない仕様だろうと思わせるくらいプレイヤーの精神を削り尽くすのです。
伝説のクソゲー
筆者の周りでこのゲームをクリアした人間はおらず、クリア不可能なゲームとして恐れられる事となり、当時は筆者のご近所では呪われたソフトとして恐れられたものです。ソフトは悪意が込められているのでは思えるほどに、とんでもない仕様にもなっていました。
説明書にはIIコントローラーは使用しませんと明記されているにも拘らず、コンテニューモードで再スタートにはIIコントローラーが必要であり、説明書に嘘が記されていると、今にすれば問題があり過ぎるまでの仕様となっていたのです。
もはや仕様と言っていいのかと解からないぐらいに、プレイヤーを奈落に落としてくる仕様の本作。
YouTubeでクリアした動画を観た時、このゲームをクリアしたプレイヤーの心意気に感動したものです・・・
(C) TOWACHIKI 1986
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