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「ゴールデンカムイ」の第七師団は「しち」か「なな」か?

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アニメ「ゴールデンカムイ」。
北海道旭川に駐屯している鶴見中尉らが所属しているのが「大日本帝国陸軍第七師団」ですが、この師団数の数字の読み方に?となっています。

というもの、アニメ中の台詞で「第七師団」を「だいしち」と呼称されており、「だいなな」ではないのか?という疑問が頭をよぎるのです。ネットで検索してみても、ウィキペディアをはじめとして「しち」のようですが、これが「第十七師団」や「第七十七師団」になると「なな」と表記されているからです。

(C) 野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

太平洋戦争における、対馬の砲兵部隊への徴収兵の軍隊生活を綴った大西巨人の小説「神聖喜劇」の中でも、主人公らの配属先の分隊長である大前田軍曹が、太閤豊臣秀吉の家臣たち「賤ケ岳の七本槍」の読み方を何と読むかを、尋ねるシーンがありました。

正解は「なな」であり、「いち」と聞き違えたり・誤認したりしないように「なな」というという訓示をするのです。今現在の日本語のビジネス会話でもこれと同じく、聞き違いが発生しないように数字の「七」は「なな」というように教育がされていることが多いと思います。

果たして、一桁の時は「しち」が正解なのか?「ゴールデンカムイ」でこの台詞を耳にするたびに疑問がよぎるのです。

さて正解は私の知識では確定できそうにないのですが、前述の「神聖喜劇」では、「四」は「よん」、「七」は「なな」、「九」は「きゅう」と叩き込まれます。これも前述のとおり、電話番号の数字を発声するときなど、大多数の人が普通に、この「軍隊式の読み方」を行っていると思うので、ますます?になるのです。

ついでにもうひとつ、「第七師団」に関する豆知識を書きます。
「第七師団」は北海道に置かれた常備師団として、北辺の守りを担う重要な師団であったため、北海道民からは畏敬の念を多分に含めて、「北鎮部隊」と呼ばれていたそうです。

この師団は北海道出身の兵士で構成される建前でしたが、当時の北海道は人口が希薄であったため、師団編成に必要となる1万人の兵力を捻出できなかったたえ、実際には東北地方出身の兵も加えられていたそうです。

(C) 野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
※画像はイメージです。

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