さて今回御紹介する作品は、晴らせぬ恨みを金で晴らし、許せぬ悪を仕置きする、時代劇作品の中でも最高の名作シリーズとも言える、作品「必殺仕事人」を紹介したいと思います。
時は幕末へと近づいていた時代……世の中は徳川の天下の時代となり、誰もが安穏のとした泰平の世を送っていましたが、いつの時代にも悪い人に泣かされる弱者がおり、悪人によって大切な人を奪われ、理不尽な仕打ちを受けても泣き寝入りの時代。
そんな時代の中で、裏稼業で晴らせぬ恨みを晴らす、仕事人と呼ばれる闇の仕置き人がおり、僅かな金で晴らせぬ恨みを晴らしてくれる、時代劇ながらの悪を斬り捨てる侍の活躍が楽しめる・・・そんな作品がありました。
仕事人と呼ばれる彼ら彼女らは、普段はなんの変哲の無い日常を送る人々。
でも恨みを持つ弱き者がなけなしの金を詰み、恨みを晴らす様に以来すれば、どんな悪党であろうとも仕置きする、そんなスタンスの作品に筆者は夢中になって観ていました。
そんな作品の中でも、中村主水のカッコ良さは断トツのカッコ良さがありました……
さて中村主水って何と、疑問符を浮かべる方が多いので簡単な説明をさせてもらいます。
中村主水は、北町奉行所の定町廻り同心。
演じる役者さんは時代劇作品の名優である「藤田まことさん」が演じ、哀愁漂う中年のダメなサラリーマンみたく、うだつの上がらない、見かけはカッコの悪い印象のある駄目同心ですが、その裏は悪を仕置きする、必殺仕事人と裏の顔を持つ凄腕の殺し屋でもああると、イメージギャップのカッコ良さに筆者は惹かれていました。
特に中村主水の剣術や仕置き技など、当時の子どもだった筆者は夢中になって観てしまい、オモチャの刀で真似をしていたと親に揶揄われる程に、中村主水の仕置きを楽しみに見ていた記憶があります。
本当は優秀な人間であるも、時代の流れや周囲の環境で思う様に自分の正義が振るえず、悪党を野放しにしてしまうと許せない気持ちを晴らし、悪党を完封なきまでに仕置きする、そのカッコ良さは今も色あせない姿でもあります。
多くの時代劇の主役がいましたが筆者がランキングを作成すれば、必ず上位に上がってしまうのがやはり中村主水。
藤田まことさんは既に死去されてしまい、最近の必殺シリーズで再びその姿を出してくれた時、しんみりとした気持ちが出てしまう程に、憧れの主役でもありました。
想い出のある時代劇はと聞かれたら、まず最初に思い浮かぶのが必殺仕事人です。
その仕事人の中でも断トツに好きなのは、やはり昼行燈の中村主水が挙げられます。
あの哀愁漂う駄目な男と周りから見下され、裏の顔の時は相手を一撃必殺に仕置きする、そんなカッコ良さに惹かれていました……
(C) 必殺仕事人 松竹・ABC
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