遂に完結した「進撃の巨人」への彼の国からの反応は予想通り?

空前の人気を誇った「進撃の巨人」が遂に2021年4月に最終回を向かえ、聞こえてくる海外を含む様々な感想が見ていて興味深い。

アニメ化、実写映画化など近年まれに見るヒット作となった「進撃の巨人」が、2021年4月発行の月刊誌・別冊少年マガジン5月号にて遂に最終回を迎えた。
2009年ぼ同氏創刊時からの連載作品であり、足かけ12年で139話にわたる物語の終結にインターネット上などでも様々な感想が囁かれており、人気の程が改めて偲ばれた。

そうした中にあってお隣の彼の国からは、第二次世界大戦を引き起こした日本と、「進撃の巨人」の主人公・エレンの行動をオーバーラップさせて、日本の軍国主義を美化し正当化するものだと糾弾する、謂わばお約束のような指摘が漏れ聞こえて来ている。
この反応自体は「進撃の巨人」の展開や、日本と彼の国との政治的な今の関係性を認識している側からすれば、ある程度そうした批判が起るであろう事は想像できた。また「進撃の巨人」をそのような目線で語る事が適切か否かも、立場によって様々であろうから敢えてここでは触れずにおきたい。

進撃の巨人 最終巻表紙
(C) 進撃の巨人 諫山創 講談社

そのような指摘を「進撃の巨人」が受ける事になったのは、主人公のエレンが何と全世界の8割にあたる人類を虐殺し、その自分を幼なじみのアルミンやミカサらに殺させることで彼等を英雄とさせ、今後の世界で自分たちパラディ島のエルディア人達が生き延びるように仕向けたと言うストーリー故だった。エレンは仲間達を救うため汚名を被ったとする描写が物議を醸したと言えるだろう。

こうした展開は最終回で更に明かされる新事実があるのか否かに注目が注がれたが、個人的にはさしたる新展開は無かったように感じられた。その意味では少し物足りなさもあると言うのが正直な感想だ。しかし寧ろ余りに人気を博した事で連載が継続され、最も盛り上がった時期に最終回を迎えられなかったようにも思える。

かなり逆説的だがストーリーとしては想定以上に人気作となってしまった事で当初の予定を越えて継続されることになり、それが冗長気味となり旬を過ぎたと言う形だろうか。物語とは難しいものだとここに来て改めて痛感した次第である。

(C) 進撃の巨人 諫山創 講談社

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