帆船の戦いを扱ったシミュレーションウォーゲーム「帆船の戦い(Wooden ships&Iron men)」。
今回はこのゲームを紹介します。
シミュレーションウォーゲーム
1980年前後、シミュレーションウォーゲームが大流行した時期がありましたね。
ゲーム盤となっている大きなボード、そして数多くの駒などが全て紙で出来ているという、いかにもアナログ。
私がこうしたウォーゲームの存在を知ったのは、同じく1980年代の初頭、友人宅で「帆船の戦い」をプレイしたのがきっかけでした。アメリカのアバロンヒル社製のゲームで、原タイトルは「Wooden Ships&Iron Men」。18世紀ころの帆船による海戦を扱ったゲームです。
当時は私も友人も大学生で恥ずかしながら何と言いますか、勉強そっちのけで暇つぶしにゲームに興じていたという感がありましたね。
ルールの説明書は小冊子の様になっていて、全てを頭に入れてからプレイするなんて言うのはまず無理。場面場面で二人でルールブックを読みながらゲームを進めるというやり方でした。
そんなスローテンポでゲームは進むのですが、臨場感が抜群で興奮のしっ放しでしたね。あたかも荒海の潮風を肌に受けているような感触に浸りながら、水割りのウィスキーのグラスを片手に二人でゲームに興じていた事も懐かしい思い出です。
帆船の戦い
Wooden Ships&Iron Menー直訳すると「木の船そして鉄の男たち」ですが、この対句のようなタイトルもまた素晴らしいと思いました。
さて、当時の帆船に関して面白い話題があります。船体両舵には大砲が幾つか並び、船の側面から砲身を突き出しています。各大砲には移動を円滑にするための車輪が4つ付いているので、大砲が動かないように鎖でつないであります。
ところが戦闘中、あるいは荒海の航海中などに何かの拍子鎖が切れてしまった場合、車輪のついた大砲は甲板の上を行ったり来たりするようになります。
船の揺れが激しいと大砲は、まるで手の付けられない様な猛獣が暴れ出すにに似ているらしいです。轢かれでもしたら命取りになりかねません。
IronMenも大変ですね。
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