「尻目」というおしりの穴が目になっている妖怪がいるらしい。
ふざけていません・・・決して・・・どうか尻から目を伏せないでください。
少しの間、尻目と向き合ってみませんか?
「尻目」という妖怪
「尻目」という妖怪をご存知ですか?
私的に簡単に言うと、全裸人間妖怪。そして、何と言ってもおしりの穴が目になっている。
言い換えると「全裸人間けつの穴目玉野郎」・・・すいません。これは言いすぎです。
はい、全裸人間と言ってる段階で妖怪なのか人間なのかと迷わせます。
なので、尻目でいいのです。・・・この下りいらないかも(笑)
裸体で人間の姿をしながら、けつの穴が目玉になっているという、えぐすぎる妖怪。
もし夜中に出くわしたら、普通の人間だと思うかもしれません・・・。
いや、普通ではないです。人間でも裸体では立派な変態ですからね。
服を来なさいとか言っても無駄ですからね?だって、尻に目がある妖怪ですから。
まあ、尻の穴とか目とかいっても、実際、区別できるのかな?
人間のけつの穴を見ると、目に見えることは見える?
まあ、どっちでもいいっか!いや!どっちでもいいとか言ったら、尻目に怒られますね。
ちょっと詳しく解説
ここで尻目について簡単に紹介しますね。
〈尻目〉という名前は一般的な呼び名ですが、そもそもは〈ぬっぽり坊主〉と呼ばれていたそうで、のぺっら坊の一種だとされている。
江戸時代、与謝蕪村の絵巻物〈蕪村妖怪絵巻〉に、京都の帷子辻(たんびらがつじ)に尻目が出たと書かれているそう。
尻目の尻についた目が光ったらしいのです。
私はこの記事を書きながらふと思ってしまったことがあります。
「臭いはなかったのかな……」
だって、尻に目があるわけですよ?
光るのは分かりますが、いや・・・分かりませんが・・・いや・・・妖怪だから許せますが、臭いがあっていいじゃないですか。
屁をこいたりしないのかな?と思ってしまいましたが、いろいろ想像するとツッコミどころ満載の妖怪なのでこのへんにしておきます。
ちなみに、尻の目が光るという特徴以外なにもないらしい。
出没する帷子辻とは?
さて出没する、帷子辻という場所はどんな場所なのでしょう。
昔々、仏教信仰の檀林皇后という美女がいました。
この女性はけっこうえぐいことやってまして、自分自身の死体を帷子辻に放置させたらしいのです。
死体は時と共に腐り、野犬やカラスに食われ、あれだけ美人だった檀林皇后も別人と化していく。
なぜそんなことをしたのかというと、全てのものは移り変わると分からせたかったらしい。
いわゆる諸行無常ってやつなんでしょうが、「そこまでせんでいいじゃないですか!」と叫んでも時はすでに遅し。
つまり帷子辻は私たちがどこかの心霊スポットに行くように、非常に気味の悪い場所だったという事です。
つまりは
私たちが江戸時代にタイムスリップしたとしたら、「あそこには行くな」と止められるかもしれない最怖スポットによく出没すると言われている。
全裸のっぺらぼうで尻に目がある妖怪。なにか恐ろしい力を持っている訳ではなく、尻の目が光るだけ。
当時は恐ろしい存在ですが、いまとなっては変質者の方が怖いような気がしますが・・・。
尻目が出てきたら、すぐに私は尻目に、けつ向けて逃げるでしょうね!
尻目!バイバイ!!
featured image:Yosa Buson (与謝蕪村, Japanese, *1716, †1784), Public domain, via Wikimedia Commons
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