良い意味で旧時代していた!SEGA スカイターゲット

ゲームが進化していく中で、どんどんとよりリアルなシューティング、つまりは実際の戦闘機を操っての空中戦などを楽しめるようにもなってきました。
そうした作品の完成度は非常に高いものですが、徐々に敷居が上がってきているのもまた事実。
誰にでも気軽にゲームならではの良さが楽しめるのがこの「スカイターゲット」です。

唐突に襲いかかってくる敵をバリバリと迎え撃って撃退し、そして巨大でド迫力なボスと一騎打ち。
シューティングゲームの王道で、その爽快感こそが醍醐味でもありますね。

ファミコンからSFC、そしてPSなどの次世代機と進化が続いていくにしたがって、立体的な表現ができるようになったことで、航空機アクションも「リアル路線」になっています。
実際にある機体をリアルな挙動の中で動かし、強敵たちとハードな空中戦を行っていく、その熱さはまさに革新的と言っても良く、今日に至るまでとても多くの名作を生み出してきました。

フライト・シミュレーションの進展が操縦訓練にも活かされ、パイロット養成の容易化、低コスト化に一役買うなど現実への効能も非常に多い分野でもあります。
しかし、リアルになればなるほど「実際の航空機操縦に似てくる」わけでもあり、それによって敷居はどんどん上がっていきました。
縦軸がある空間で自在に機体を動かす難しさは、自動車や電車のそれとはまるで別物で、多くのゲームファンにとっては困難でした。
また、リアル化に伴い敵の機体もまた現実に近付き、良い意味での突飛さが見られなくなってしまったのも事実でしょう。

そこで、アーケードやセガサターンやPCなどでリリースされた「スカイターゲット」は、良い意味での「ゲーム的」な部分を色濃く残しています。
いわゆるベルトスクロール系の一定なマップの中で、ミサイルや機銃を使って敵をバリバリと落とし、艦船であってもすぐに撃沈できるスムーズさは、まさしく古き良き時代のシューティングといった感じです。

自機は弾をバンバン撃てる上に耐久力が高く、すぐにゲームオーバーになることもありません。
しかも味方も敵も実在的な機体たちであるので、チャチな感じを受けることもありません。

そしてボス戦では、現実離れした巨大な機体との熱いバトルを楽しむことができます。サイズを数十倍に巨大化させた戦闘ヘリやステルス全翼機、何故か「地上用」の巨大戦艦などなど、とにかく見た目からして熱く、印象に残ることうけあいな彼らとのバトルは実に楽しいものがあります。
もちろん正面面積が小さければ小さいほど良いというのは実際では鉄則ですし、専門的なことを言わなくても巨大かつ3Dなボスたちは格好の的でもありますが、タイトルからして「スカイターゲット」ですので、ここは精密に狙わなくても当たりまくる楽しさを満喫したいところです。

過度に高くない難易度、フライト系ゲームが苦手でも楽しめる操作性と爽快感等々、本作はクラシカルなSTGの面白さを詰め込みつつ、とにかく熱く楽しい作品だと言えます。

(C) 1995 スカイターゲット SEGA

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