僕の名はエイジ!地球は狙われている! 蒼き流星SPTレイズナー

今回紹介するアニメ作品は「装甲騎兵ボトムズ」に「太陽の牙ダグラム」などを手掛けた、高橋良輔監督の1985年に制作されたアニメ作品です。

今作は当時のロボットアニメにおいては斬新なアイディアをふんだんに盛り込んだ内容となっており、当時の国際問題であった冷戦をテーマに取り入れ、宇宙へと進出しても人類は冷戦を続けていると舞台も1996年と、もしかしたら本当にあり得るかもしれない、そんな雰囲気を取り込み主人公のアルバトロ・ナル・エイジ・アスカが異星人の混血でありながらも、父親の故郷である地球を救う為に戦うと当時の筆者は夢中になって見ていました。

(C) 1986 蒼き流星SPTレイズナー サンライズ

さて蒼き流星SPTレイズナーの世界観を簡単に説明します。

舞台となるのは1996年。
地球は火星まで進出し、新しい文明を宇宙へと築いていましたが、東西冷戦は延長されたまま、人類は東西に分かれながら、緊迫した宇宙開拓を続けていました。

(C) 1986 蒼き流星SPTレイズナー サンライズ

そんな中、国連主催のコズミック・カルチャー・クラブが火星にて催され、宇宙体験教室が開かれようとしていましたが、そこの突如国籍不明の人型機動兵器・SPTが現れ、コズミック・カルチャー・クラブに参加していた子ども達は絶体絶命の危機を迎えます。

でもその危機を救ったのは、同じ国籍不明の蒼い色をしたSPT。
その機体の名は「レイズナー」と呼び、その機体を操縦していたのはアルバトロ・ナル・エイジ・アスカと言う少年でした。

(C) 1986 蒼き流星SPTレイズナー サンライズ

彼から語られる真実に、コズミック・カルチャー・クラブの生き残りであるアンナ・ステファニー達に、地球が狙われている事を告げていきます・・・と、物語はこの様に進んでいきます。

主人公となるアルバトロ・ナル・エイジ・アスカは、地球人の父親を持つ、グラドス人の母親との混血児であり、父親の故郷を救う為に、グラドスの地球進攻を食い止めようと動きますが、彼が敵の血を引いていると言う事で、生き残ったコズミック・カルチャー・クラブの少年・デビッド・ラザフォードと衝突してしまうなど、エイジは孤立を深めながらも彼らを救う為に命を懸けて戦い、信頼を勝ち取っていくと、実に見ごたえのある人間ドラマなど夢中になってみていました。

(C) 1986 蒼き流星SPTレイズナー サンライズ

そして何より筆者が好きだったのは、レイズナーが窮地を脱する為に作動させる、V-MAXの存在でした。

特殊自己防衛プログラム及び非常時高速戦闘システムで、設定では通常機動の3.57倍の速度を出し、機体の出力が格段に跳ね上がる急加速機能と、筆者はその特殊装置に惹かれたものです。

(C) 1986 蒼き流星SPTレイズナー サンライズ

そんな見どころのあるアニメ作品でしたが、スポンサーが不祥事を起こしてしまい降板し、またプラモの売れ行きも悪いと言う事で、打ち切り決定されてしまったと実に不遇なアニメでもあったのです。

後にOVAで続きが語られ、不燃焼も鎮火しましたが、出来れば打ち切りなどにならずに本筋のままで放映してほしかった今作。
SFアニメを見るに外せない作品です!


Writing by イバ・ヨシアキ

当時の頃、冷戦と言われてもピンとこず、ソ連とアメリカがにらみ合いをしているよりは、アニメや漫画に夢中な世代でした。

レイズナーで好きな機体は「レイズナーMk.II」でした。

破壊された時は唖然とし、そして次週では完全復活となっていたレイズナーに衝撃を受けましたが、プラモデル化されずに幻の機体と扱われてしまった「レイズナーMk.II」が好きなライターですが、宜しくお願い致します。

最新情報をチェックしよう!