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葬儀屋スタッフの本当に体験した怖い話

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葬儀屋で働いていると、時々不思議なことがおこります。
その日、事務所には私以外のスタッフは出払っており、一人で書類作業をして時刻は夕方。
これが終わったら戸締まりをして帰るだけ、という状況でした。

目次

久しぶりの先輩

事務所のドアが開き、「おう、久しぶり」。
かつて働いていた先輩スタッフが近くに寄ったからと顔を出してくれました。

先輩は私が入りたての頃、入れ違いで退職されたので残念ながら仕事上では関わりがなかったのですが、会社に残っている先輩を通し飲み会などで顔をあわせていたので、私にとっては馴染みの顔といった方です。

ここ最近、仕事も立て込んでいたこともあって飲み会が開かれることもなく本当に数ヶ月ぶりの再開だったので、私はついつい作業をしていた手を止め、久しぶりに会えた先輩とのお喋りに花を咲かせてしまいました。

そして気がつけば終業時間間近。

「あとどれくらい?」
「もう少しで終わるところです」
「なら俺、戸締まりしてくるわ」

私は先輩の申し出をありがたく受け、残りの書類を片付けはじめました。

様子が・・・・・

時間にして十分もかかなかったと思います。
残りの作業も片付く頃、先輩が戻ってきました。
私はお礼を言ったのですが、なぜか先輩は押し黙ったまま。

「どうかされました?」
「・・・なあ、今日ってご遺体預かってる?」

その質問に、私はいいえと答えました。

「今朝までは一体お預かりしていましたが、今日お式で何事もなく火葬されましたけど?」

その現場には私が付き、今こうして終わった後の書類作業をしていると伝えると、先輩は先ほど起こったことを話しはじめたのです。

先輩の話によると

私の会社は霊安室の隣に打ち合わせ用の部屋があり、そこは突発的な来客対応をしているかもしれないので、必ず入るときはノックをする決まりになっています。
裏口の戸締まり等も済ませた先輩はその決まり通り、扉をノックすると女の人の声で「どうぞ」と聞こえてきたそうです。

お客様がいればそんな答えは返ってこないので、先輩は誰かスタッフが片付けでもしているのかな?と思い扉を開けると・・・中は真っ暗だったそうです。
先輩は霊感があるらしく霊安室にご遺体があれば、何か声がしても「故人さんが居るな」となるそうなのですが今回は誰も居ません。

声の主は一体誰だったのか?
それは分かりませんでしたが今でも最後に戸締まりをする時、先輩の話を思い出します。

※画像はイメージです。

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