これは「新スタートレック」の「ディープスペースナイン」に続く、2つ目のスピンオフ作品です。
これは惑星連邦のU.S.S.ヴォイジャー号が、反連邦組織マキの追跡調査任務の途中で謎のテトリオンビームに捕えられてしまい、地球から75,000光年も離れた銀河の反対側のデルタ宇宙域に移動させられ、最高のワープ速度をもってしても75年はかかるという地域から宇宙探査をしながら地球へ戻ってくるというストーリーで7年続きました。
シリーズ初の女性艦長キャサリン・ジェインウエイがしっかりとした艦長ぶりを見せて、前科持ちのパリス中尉をリクルートし、元マキのチャコティ―を副長にして、バルカン星人のトゥ―ボック、ハーフクリンゴンのベラナ、真面目なキム少尉、水先案内人のニーリックス、人間味あふれる緊急医療のためのホログラムドクター、そして抜群のプロポーションのセブンオブナインなど、とても魅力的なキャラクターたちをまとめていたものでした。
シリーズではお馴染みの万能のQも何度か登場していましたが、相変わらず誰にも相手にされないのはジェインウエイ艦長でも同じでした。またジェインウエイ艦長はもともと科学士官であるので、未知の星の文明などの調査にはウッキウキで興味津々という感じが出ていたし、その星の政治的なことが原因で科学者が発見したことについて嘘をつかざるを得ないようにされた、まるでそれでも地球は回っているガリレオのようなエピソード、緊急ホログラムドクターが活躍したエピソードなどが印象に残っています。
このドラマにはミスター・カトーことスールーや、ライカー副長など、色々なゲストが登場しましたが、一瞬しか映らないエキストラで後に有名になった方がいます。それはヨルダンのアブドゥラ現国王陛下で、後の国王がエキストラ出演されているドラマなんて、この作品くらいじゃないかと思います。
ご出演されたのはまだ父のフセイン国王がご存命中で皇太子ですらなかった頃でした。
そして国王に即位されたとき、なんとTIME誌の記事にそのことがシーンの写真と共に小さな記事に載ったのを読んだ覚えがあります。日本で放送されたのはもちろんその後のことなのですが、登場されたのは数秒のシーンだったです。
よほど事情通の人がいないと見逃してしまうようなシーンなのに、記者にもトレッキーがいるのでしょうか。(ウィキによると国王陛下は大のトレッキーで、ヨルダン国内ではスタートレックをテーマとしたリゾート施設が建設中だそうです)
ともあれミリタリーファンの方には、ぜひ宇宙艦隊の女性艦長の毅然としたリーダーシップぶりをご覧になっていただきたい、おすすめのシリーズであります。
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