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自衛隊対ゴジラ用兵器「スーパーX」を語る!

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その兵器を見たのは、1984年の東宝特撮映画の『ゴジラ』が始まりでした・・・
そして1989年年の『ゴジラvsビオランテ』
次に1995年の『ゴジラvsデストロイア』

・・・その兵器の登場に胸を躍らせ、ゴジラと善戦はするも、最終的に破壊されてしまいますが、戦いの果てに敵に打たれ、跡形も無くに爆散する・・・そんな兵器の塵際の美しさが、実に光っていた、人類の英知を結集した、自衛隊が誇る対ゴジラ用兵器「スーパーX」について語りたいと思います。

さてどんな兵器かと言えば、正式名称は以下の様になります。

『陸上自衛隊幕僚監部付実験航空隊首都防衛隊所属 陸上自衛隊幕僚監部付実験航空隊首都防衛移動要塞T-1号 MAIN SKY BATTLE TANK スーパーX」

早口言葉で息を置かずにこれを言えた方は純粋にすごい方だと思います。

(C) 1984 ゴジラ 東宝

そんな仰々しい名前に綴られた、この兵器スーパーXはゴジラと激戦を繰り広げた名機とも言える兵器だったのです。

これが開発された当初、このスーパーXは核戦争を想定し、首都防衛を目的に極秘開発された冷戦時の日本の切り札でもあったのです。
「首都防衛移動要塞」と、仰々しい名前がついたこれは、元は核戦争時において本土決戦の切り札として想定されていた兵器でもあり、言うなれば浮遊する戦車としての側面を持っていました。

(C) 1984 ゴジラ 東宝

それ故に放射能光線を吐くゴジラと真っ向から戦うことの出来るこれは、ゴジラの熱線攻撃をものともせずに、対ゴジラ用にカドミウム弾、ハイパーレーザーなどを使い、一度はゴジラを倒す事に成功します・・・でも、軌道衛生の核ミサイル発射によってゴジラは復活してしまいます。

スーパーXは核爆発の影響で電子機器が不調になってしまい、戦線を離脱する羽目になってしまいます。

(C) 1984 ゴジラ 東宝

隊員達の修理によって戦線に復帰はしますが、奮闘虚しくビルの下敷きとなってしまい、ゴジラに負けてしまう結果となってしまいます・・・・・・

その時のビルの下敷きになるスーパーXが、実にカッコ良かったと、子ども心にその退場の仕方に萌えたものでした・・・・・・

(C) 1984 ゴジラ 東宝

数多ある特撮兵器の中でも一際に異彩を放ち、当時の子どもの心を魅了した、秘密兵器スーパーX。

是非に「シン・ゴジラ」でも登場してくれるかと思いきや、登場するシーンは無く、かつてゴジラを迎え打った空想兵器は登場しないと、実に悲しいものでしたが自衛隊の活躍はやはりカッコ良く、面白いことには変わりありませんでした。

もし「シン・ゴジラ2」が出るのならば、是非にスーパーXが出てほしいと思います。

東宝
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いば・よしあき
子どもの頃からミリタリー系が好きで、西部警察の大門刑事や戦国自衛隊の伊庭三尉みたいな、悪党と戦う大人になりたいと正義の味方を夢見ていましたが・・・現実は厳しいものでした。切嗣さんもこんな気持ちだったのかと、考えてしまうこの頃です。

(C) 1984 ゴジラ 東宝

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