このドラマはタイトルが特別狙撃隊ですが、隊員は犯罪捜査も。つなりLAの事件ならば、強盗や刑務所の暴動鎮圧、テロに麻薬、ギャング、銃撃戦なんでもありのドラマなんですね。
これは1970年代の同名「特別狙撃隊SWAT」の作品のリブートで、2017年にアメリカで製作されたかなり新しいドラマです。
ちなみに、同名の昔の作品を別のキャストで新たに製作した映画をリメイク、同じく新たに製作されたテレビドラマをリブートと言うようです。
刑事ものの映画やドラマを見ていると、犯人が人質をとって立てこもったり銃撃戦が行われると、黒い大きな装甲車が来て軍隊のような重装備の警官隊が、でっかい機関銃を持ってぞろぞろ出てくる、あれがSWATでSpecial Weapons And Tactics(特殊武装・戦術)の略称ですね。
このドラマは、その特別狙撃隊のメンバーが中心になっています。
実際のSWATがどうかはわかりませんが、このドラマのSWATの隊員たちは、事件の捜査、潜入捜査もやってしまいます。
第一話で隊長が、アフリカ系の少年を誤射で重傷を負わせた責任をとって退職し、隊員のホンド―が抜擢されて新隊長になります。
新隊長のホンド―はアフリカ系で貧しい地区の育ちで元海兵隊員という、絵にかいたような典型的なヒーローです。
隊員たちも実に個性的な面々で、前隊長が昔、面倒をみていた少年が成長して隊員となった若いイケメン、それにラテン系の女性隊員もいますし、親子3代にわたって警官の家系の隊員もいます。
ホンド―のライバル的存在で、優秀な隊員ディーコンは、自分が隊長になるべきところを、前隊長のアフリカ系少年誤射のおかげで、マスコミ受けのためにアフリカ系のホンド―が抜擢されたのではないかと、わだかまりを持っていて、時々それが表に出ることもあります。
でも、基本的にはホンド―のリーダーシップも優秀さも認めているので、大事にはならないです。
彼らのプライベートも出てきて、隊員たちは色々あっても、最後には家族的なつながりを持って助け合い、団結しているのが泣かせます。
隊長のホンド―役は、シェマー・ムーアです。
前作の「クリミナルマインド」では、いつもドアを蹴破って突入するので、ミスター・ドアキッカーと呼ばれていたのですが、このドラマでも時々それをやってくれます。
とにかくSWATなので、突入するときは、重装備で常に射撃体勢を保ち、ヘリの上から狙い撃ちしたり、ヘリで駆けつけて降下したり、「GO,GO,GO」「MOVING!!」と迅速な対応で犯人を制圧し確保するところは、ミリタリーファンならずとも胸がすく見どころだと思います。
特別狙撃隊SWATおすすめのアクションドラマです。
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