公園から走るブランコの揺れ

人間にはどうしても見捨てられない過去がある。でもそれは酷い妄想だったり、過ちを犯したことだったりする。
とても怖かった思いがあることも見捨てることはできない。そんな人生に突如、電撃が走る結果となった。
もしどこの公園かと聞いたら、あなたが悲しむことになってしまうだろう。

あの時はセブンイレブンが公園の近くにあった。自分がゆらゆらブランコをしていても、真前にあるわけではないが、目に止まる場所にはなかった。しかし、もう夕方頃だったかもしれない。誰もいない、もしくはいなくなった時間にブランコがゆらゆら動いていたのである。不快というよりも気味が悪いと感じた。

その時は風の影響だと認めたので、特になにも起こらなかった。問題はないと分かったので、安心して隣のブランコに乗り、一人で遊んだ。なぜなら、友達がいないからよく一人ぼっちな遊びをしたかったから。
小さな幼稚園児はたくさん漕いでもあの遊具には動作が詰まる。夕方からの暗くなった時間に、誰もいない場所では、ブランコが静かになるのをやめたのだった。

それは当然の結果であった。風以上に、昔からの思い出やそこにいた人達、地球が自転をはやめて挨拶をしたにすぎなかったためだ。やはり少し怖かった。だから、別の公園でまたブランコを漕ぐことにした。
次は大丈夫だ。ここの公園なら安全に漕ぐことができそうだ。トイレを借りている男性もいるではないか。

自分はそこでブランコを手で掴んで、ひたすら足を曲げて漕ぎまくることにした。怖いのなど、いるはずがないのだから。しかし、その思惑は消えることがなかった。何回も同じことを繰り返していたら、お隣も動き始めたからだ。とても楽しい道
具が、公園として楽しむことができる。それがなによりの暇つぶしという贅沢だった。

「よし、お疲れ!良い運動になった。」

心の中でそう呟いた。しっかりと役目を果たせて正解だ。そして、ようやく降りて家に帰ることにした。周りの景色を見て、公園の景色を見た。人が道路に一人もいなく、電灯が街についているだけ。
その灯りも何年か後に消えかかろうとしていた。しっかりと遊具を見た時には、影を作り出してブランコがずらずらとこちらを覗いて笑いながら、笑みと悲しみを現していた。

ペンネーム:佐野うえリキヤ
怖い話公募コンペ参加作品です。もしよければ、評価や感想をお願いします。

※画像はイメージです。

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