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いつも通りの就寝のはずが

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これは祖母の家に遊びにいった時に体験した実話です。

目次

夜の体験談

ある日の就寝時、ふと目が覚めた時に違和感を感じました。
体が動かせない・・・でも目だけは動き、目線は天井に向けられて・・・・。

ぼんやり天井を眺めていると、徐々に大きな女の顔が浮かび上がり、裂けた口を大きくあけ笑っていたのです。ビックリした私は恐怖のあまり目線を逸らします。
目線を逸らした先にはテレビが置いてあるのですが、画面に深い闇の空間が広がっており、それに入っていくように押入れからテレビに向かって黒い影の列が並んでいたのです。

わけがわからなくなり必死に体を動かそうとしますが、体は動かせません・・・。
「どうしよう・・・」
「どうしよう・・・」
「頼むから体動いてくれ・・・」
どのくらい時間が経ったでしょうか・・・5分?10分?
体感ではものすごく長い時間に感じられ、ふと体が軽くなり体が動かせました。

一目散に隣の部屋へ逃げこんで、寝ている従兄弟をたたき起こし、今体験したことを話しますが全く信じません。
「夢でも見てたんじゃないのか」
従兄弟は笑いながら言いました。

さすがに部屋には戻れず、朝まで従兄弟と気を紛らわすように雑談しながら過ごしました。

夢でも見てたのかな

外は明るくなり恐怖心もある程度やわらいだので、部屋を確認しにいきました。
とくに変わった様子はなく、いつも通りの部屋です。

「夢でも見てたのかな・・・」

不思議に思いながら、朝ごはんを食べに居間にいきます。
ご飯を食べながら夜にあった体験をみんなに話していました。

すると祖母が
「押し入れに置いてある盛り塩まだあるか?」
「・・・えっ?」

祖母は「あそこは霊道だから盛り塩置いてあるんや」
食べ終わった後、押し入れを確認しにいくと確かに白いお皿が置かれていたのですが、盛り塩はされていません。
次の夜は盛り塩をしなおすと、このようなことはありませんでした。

みなさんも盛り塩してあるところがないか、あるなら盛り塩がなくなっていないか、確認することをおすすめします。

※画像はイメージです。

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