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熊本県の心霊スポット「田原坂」を歴史から考える

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熊本県熊本市にある観光スポット田原坂。桜の名所として有名なのですが、その反面で県内最強の心霊スポットともいわれています。
その理由は日本人同士が戦った最後の内戦である西南戦争にあり、ここで起きる不思議な現象を含めて解説していきます。

目次

西南戦争

熊本城の救出を目指し、西郷隆盛率いる薩軍と対決した明治新政府軍。大砲が通れる唯一の道である田原坂で激突します。
小雨振る悪天候の中、この田原坂の戦いだけで両軍合わせて約3500名の尊い命が犠牲となりました。
両軍合わせて1日平均約32万発使用したとも言われえる銃撃戦の中では空中で弾と弾がぶつかる、かちあい弾がみつかるほどのすごさだったそうです。

目撃される心霊

今でも目撃されるのが田原坂公園周辺の少年兵の霊で、馬に乗った少年兵を目撃したという話は有名ですが、その他にも多数の幽霊や意外にも女性の霊を目撃したという話もあります。

心霊はほとんどの場合、この世に未練があったり、命を落としたという認識がない人たちが、この世に魂だけで存在していると言われているそうです。もしそうだとするとこの、田原坂の戦いは極めて限られた場所で行われ、当時は今と比較して情報もあまりない1877年に起きた戦いであったため地元で何も知らない人が普段の日々を送ろうとして矢先、いきなり戦いの犠牲になってしまったのかもしれないと考えてしまいます。

もしかしたら本来戦う意思などない中で、半ば強制的に従軍させられた上で、命を失った名もない兵士が彷徨っているのかもしれません。

その他の現象

またよく聞くのが、周辺にある官軍墓地や薩軍墓地で起きる不思議な体験です。体が重く感じたり、夜に行くと不思議なうめき声が聞こえたりするという話をよく聞きます。
田原坂周辺に昔から住む人たちは、理由は解りませんが、この場所はもともと魂の成仏していない怨霊が多数いる場所で、普段からあまり近寄りたがらない場所と聞いた事があります。

確かに歴史が好きな人には一度は行ってみたい場所ですが、犠牲となり二度とない尊い命をこの戦いで失った人からすると悔やみきれない場所といえる事が納得できる話です。

※画像はイメージです。

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