私は大学病院で看護師をしています。
病院というのは不思議なことがたくさん起こる場所で、これまでも、色々な体験を経験してきました。
これは私が働く前から先輩たちから受け継がれ、現在も続いている不思議な話をお伝えさせていただきます。
亡くなった患者さん
患者さんは全員完治する訳ではなく、治療のかいなく、亡くなられる方もいて悲しいです。
手をかけた患者さん、特にお話し好きの方は、今までどのように暮らしてきたのか、家族への思いなどを聞かされている事もあって、まるで自分の身内が亡くなったように思う事もあります。
初めて亡くなった患者さんのケアを終え、家族の元へ送り出した後、先輩から「お疲れ様。よく頑張ったね。続くと思うけど、乗り切ろうね」と言われましたが、私はどういう意味なのか分かりません。
先輩たちが「続くね。明日、夜勤なのに?」「今、危ない人いる?」などという話をしていたので、「容態が悪くなりそうな患者さんを、積極的に担当するという意味なのかな」と思っていました。
私はこの言葉の意味を知ることになります。
ある噂
担当した患者さんが亡くなったを翌日はお休みをいただいて、2日ぶりに出勤すると、元気で普通にお話をしていた患者さんが居なくなっておりました。
てっきり退院したのだろうと思ったのですが、先輩から患者さんが亡くなったことを聞くと同時に、この病棟に昔から伝わる話を聞いたのです。
それは患者さんがなくなると、短期間でもう1人、立て続けに「道連れ」のように亡くなっていく。
特に言い方は悪いですが、態度がよろしくない、病院をホテルと間違え、看護師を召使のように扱う患者さんの場合にはほとんど確実だとか。
私は驚いて、なんでそんな事が起きるのかと聞くと。
かなり昔に患者さんからの過度なドメハラにあって亡くなった看護師さんの呪いとか、病院には疫病神が住み着いていて、性格の悪い患者さんが死ぬときに道連れを欲しがった時に願いを叶える・・・。
そういった理由があるというのです。
そんなの科学的にありえないし、大きな病院なので偶然が重なっただけだと、その時は思いました。
ありえない
そんな話を忘れた頃、もと議員で地元のある会社の会長さんが入院してきたのですが、まるで聖人のような人格者の紳士。
院内で看護師はおろか、入院している患者さんまで好かれている人物でしたが、あるときにぽっくりと亡くなってしまったのです。
その日の夜勤、患者さんのケアで病室を回っていたときでした。
あの会長さんが入院していた病室から影のような物が出てきて、向かいの病室に入ったように見えたのです。
数日して、その病室に入院していた患者さんが亡くなりました。
聞いた話を違うと思ったのと、亡くなった患者さんは末期がんで余命が短い事もあって偶然だと思ったのですが、もしかしたら会長さんの仕業なのかなとも思うのです。
性格がとても良い方だったので道連れではなく、末期がんで苦しんでいる姿をみて「楽にさせてあげよう、一緒に連れて行ってあげよう」と思ったのでしょうか。
どういった理由にせよ、決して偶然ではない死の連鎖は存在し、一人で天国へ向った患者さんを私達は「一人で行ってくれたんだね。」と話したりするのも事実です。


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