さて今回紹介する懐かしのゲームソフトは、1985年に発売されたファミコンソフト。
あの「スターソルジャー」や「スターフォース」などの名作を世に出し、そしてあの高橋名人も輩出したファミコンゲームの名門である「ハドソン」の名作ソフト「チャレンジャー」を紹介したいと思います。
このゲームは、主人公の「チャレンジャー」を操作し、秘密組織「ブラッディワッカー」のボスであるドン・ワルドラドが攫ったマリア王女を救い出す事を目的とした、アクションアドベンチャーゲームとして販売された作品です。
また、このゲームは当時においては斬新な作品でもありました。
何せスタートした瞬間に主人公が電車へと飛び乗り、屋根の上を渡りながら後部車両へと入り込み、先頭車両のドン・ワルドラドからマリア王女を助け出す・・・まさにアドベンチャーな展開を見せます。

敵の猛攻をかいくぐり、無事に先頭車両へと訪れるも、ドン・ワルドラドに突き落とされてしまい・・・
そして始まる第二面。
王女マリアの手掛かりを求めて、ワルドラド島へと訪れたチャレンジャーが広大な島を巡りながら、王女の手がかりを探していくといった展開ですが、この作品の難解さは、この島から始まると言っても過言ではありません。
なにせ電車でのスタートはまだ序の口、プロローグであり、この島の探索こそがこのゲームの本番なのです!

まず、このワルドラド島の洞窟のどこかに王女マリアの手がかりとなる、鍵・指輪・王冠の3つを手に入れなければならず、その入手方法も難解なアクション操作が必要と枚挙に暇がない仕様となっています。
その三つのアイテムが存在する洞窟内は、噴水が四つ存在し、その噴水の上に飛び乗りながら、鍵・指輪・王冠と順番に手に入れなければいけないのです。
それなら簡単と思いきや、噴水の伸びに微妙な判定があり、高すぎても低すぎてもアウトとなってしまい、丁度並んだタイミングでジャンプし、飛び移らなければミス判定と実にシビアな操作が要求される内容で、当時はこの噴水に苦しめられました。

またこの島のステージにおいては、あるパワーアップアイテムことパワーソード・パワージュエルを入手しなければ倒せない敵がおり、その敵を倒せないと、洞窟の中に入る事すらままならないと鬼の様な仕様が成されてもいました。
攻撃を外さずに連続して敵を4匹倒す事で手に入るのですが、この外さずに敵を4匹倒す事が至難の技でもあり、パワーソード・パワージュエルを手に入れるのに難儀した記憶しかありません。
さらには、トラップが幾つも用意されており、一度迷い込んでしまうと抜け出せないアリ地獄や、ミステリーゾーンと呼ばれるライフの残機や残り時間や点数表示されなくなるゾーン、パワーソードを一度も外さずに、敵を8匹連続で倒さなければ脱出出来ないと鬼の様な罠が用意されていたのでした。

苦労の末にようやくに王女が囚われたピラミッドへと到着すると、そのピラミッドが偽物だったと、プレイヤーの心を折って来る仕様に子ども心に泣かされた記憶がありました。
そしてようやくに、恐竜の石像の牢獄に囚われた王女を救おうと向かうも、鳥かドン・ワルドラドにやられてしまうと。
実に最後までプレイヤーを折るスタイルで来てくれると、当時のゲームでは難しく、クリアできなかったとトラウマなソフトでもあります。
大人になってから動画でようやくにクリアを見る事が出来ましたが、今、プレイしてもクリアできる自信はないと断言できるほどの、難解なゲーム「チャレンジャー」
我こそはと思う方は、チャレンジしていては如何でしょうか?
(C) 1985 CHALLENGER HUDSON SOFT
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