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アメリカ大統領に降りかかるテカムセの呪い!

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「ドナルド、また出るってよ」。
某ファストフード店のピエロのことではない。夢の国のアヒルでもない。あのドナルドが、2020年米大統領選の再選出馬を表明してしまった。

オカルト界隈の住人としては、「あっそ。で?」ではすまされない。いったんは消失したかにみえたテカムセの呪いは再来してしまうのか?

目次

アメリカ大統領にまつわる奇妙な符合

アメリカ大統領選挙は4年おきに行われる。仮に大統領が任期の途中で死亡しても、副大統領がその任期を引き継ぐから、4年ごとに必ず選挙が行われるシステムになっている。

そのため、ちょうど20年おきに、西暦の下一桁が0の年に大統領が誕生する。1840年から1960年までの120年の間、西暦下一桁が0の年に選ばれた7名の大統領たちは、ただ一人の例外もなく在任中に不慮の死をとげている。

テカムセの呪いの犠牲者たちだ。ゼロ年の呪いとも呼ばれる。

1840年選出 ウィリアム・H・ハリソン >肺炎で死去
1860年選出 エイブラハム・リンカーン >暗殺
1880年選出 ジェームズ・ガーフィールド >暗殺
1900年選出 ウィリアム・マッキンリー >暗殺
1920年選出 ウォレン・ハーディング >心臓発作で死去
1940年選出 フランクリン・ルーズベルト >脳溢血で死去
1960年選出 ジョン・F・ケネディ >暗殺
1980年選出 ロナルド・レーガン >暗殺未遂、任期満了、2004年に死去
2000年選出 ジョージ・W・ブッシュ >任期満了、存命中
2020年選出

テカムセの呪いとアメリカの闇

呪いはなぜ始まったのか。最初の犠牲者、第9代大統領のハリソンに注目してみたい。

ハリソンの時代の北アメリカ大陸では、ヨーロッパ人の入植に伴い、先住民が迫害され、領土を奪われていた。これに抵抗するため、ショーニー族の酋長が立ち上がる。諸部族に団結を呼びかけて連合戦線をつくり、蜂起したのだ。

この酋長こそが戦士・テカムセだった。

■テカムセ想像図
unknown,[2][3]attributed to Owen Staples[1] (1866–1949)[5] [Public domain], via Wikimedia Commons

インディアン戦争である。テカムセは合衆国政府から反乱の指導者と位置づけられた。なかには白人に迎合する部族もあったが、テカムセは彼らにこう言い放つ。

「この地面を踏み鳴らし、大地を揺さぶってやる」。

その部族の居住地、ミシシッピ渓谷に大地震が起きたのは、わずか数日後のことだつた。1811年11月7日、インディアナ州・ティピカヌーの戦いで、部族連合軍はハリソン将軍率いる合衆国政府軍の圧倒的な火力の前に敗北。

続く1813年のテムズの戦いでも敗れ、テカムセは殺された。ハリソン将軍はテカムセに勝利して国民的英雄となり、1840年に第9代アメリカ大統領に選出される。テカムセは死ぬ間際、アメリカに呪詛の言葉を吐いたという。

■「テカムセの死」
国会議事堂の建築家 [パブリックドメイン], via Wikimedia Commons

「ハリソンは在職中に死ぬ。太陽を翳らせ、赤い人々(インディアン)に酒を止めさせることができた私がおまえたちに告げる。ハリソンは死ぬと。そして、ハリソンに続いて20年ごとに選ばれる大族長も死ぬ。その者たちが死ぬ時に、誰もが我々の死を思い出すだろう」。

……あれ? ちょ、待てよ。テカムセは呪いをかけただけでなく、27年後のハリソンの大族長選出も予言したことになりますね。

なお、1980年選出のレーガン、2000年選出のブッシュの両名は、暗殺未遂事件や手投げ弾不発事件など物騒な出来事がありながらも任期を全うしている。
このことから、テカムセの呪いはすでに解けたとみる向きもあったのだ。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

ところが、ここにきてのドナルドである。なにせ人種に絡んだ過激発言があまりに多いため、呪いが再来するのではないかといわれているのだ。

2020年、はたしてドナルドは大統領に選ばれるのか。
呪いに打ち勝ち、任期を全うできるのか。今後もドナルドから目が離せない。

参考文献:『我が魂を聖地に埋めよ-アメリカ・インディアン闘争史』ディー・ブラウン著/鈴木主税訳/草思社

※画像はイメージです。

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