あまりメジャーな作品ではないけれど、ミリタリー好きにはたまらないマニアックすぎる作品。
それが今回ご紹介する「キャットシットワン」。
そもそも古い作品で、テレビで放映されていたわけでもありませんが、ミリタリー好きでこの名を全く聞いたことがない、という人はいないのではないでしょうか・・・個人的にはそう思いたいです。
なにせ、あの「コンバットマガジン」で連載されていた作品ですから。
もしかしたら、若い方は雑誌の方は知っていても、キャットシットワンの方は知らなかったりするのかな・・・もし、そうならば、ぜひこの機会にこの作品に触れてください。
キャットシットワンとは・・・
キャットシットワンはシリーズ9巻からなるマンガです。
主人公はウサギの格好をしたアメリカ人、パーキンソン(通称パッキー)ですが、実は元々人間でした。
時は2005年、火星着陸船の宇宙飛行士だったのですが、火星降下の途中で次元ワームホールに吸い込まれ、動物の姿をした人類?が生存する並行世界での、1966年のラオスに墜落してしまいます。
その時既にウサギに変化していて、宇宙船に貼ってあった家族の写真もウサギの姿に変わってしまうのでした。
米兵により救出され、CIAにより新しい経歴と家族を用意してもらうのですが、ただしこの事実は大統領レベルでも知らないレベルの秘密事項として扱われます。
SF的に言えば、ウサギの姿の写真が存在すると言うことは、ウサギの姿をしていても元の家族が存在する筈だと思うし、元の人間であった記憶がどれほどあるかは作中でほぼ語られていません。
主人公は70年代アメリカ兵でベトナム戦争編、80年代イギリスとの交換将校でSASに所属して、フォークランドやアフガニスタン編、後に湾岸戦争編などがあります。
オススメしたいのは
そして、私が特にオススメしたいのはこれを原作とした映像作品の方です。
22分間の短いアニメーションなのですが、とにかく内容が充実しています。
戦闘シーンや登場人物の動きがめちゃくちゃリアルです。動きを物凄くうまく表現できています。
それゆえに、各種レビューでもすごく評価の高い作品となっています。
ぜひ、作品を実際に見ていただいてどんな内容なのかを知っていただきたいのですが、ここでちょこっとだけご紹介します。
舞台は舞台は中東某国。
主人公のパッキーは民兵組織に誘拐された、所属する民間軍事会社「キャロットミリタリーサービス」の社員を救出すべく、特殊部隊員「Cat Shit One」としてボタスキーと共に行動を開始します。
そもそもパッキーはアメリカ陸軍特殊部隊グリーンベレー偵察チームのリーダーで歴戦の強者です。
ロボットのような正確さで敵を次々と倒していきます。
外見はモフモフウサギ
そんなパッキーのチャームポイントはクリクリのお目目、長いお耳、そしてモフモフの体です?
そう、実は外見は可愛いいウサギちゃんなのです。
この作品に出てくのは全員が動物です。なんだ、全然リアルじゃないじゃん、と侮ってはいけません。
外見こそモコモコのウサちゃんなのですが、銃を始めとした装備品は実にリアル。
なによりも動きがまさにリアル。
原作のマンガよりもアニメーションの方をおすすめする理由もココにあります。
とにかく、兵士達の一つ一つの動作や、オペレーションを遂行していく様子が物凄く本物に近いのです。
作った人たちは凄く軍隊の動きを研究したのだと思います。
特に私が好きなシーンはパッキーが相棒と背中を預けあいながら、愛用の銃SR47で敵を撃ちつつ、敵陣の中を素早く突破していく場面です。
SR47を構えて周囲を無駄なく警戒する様子や迅速な動きで走り抜けていく様子はもう鳥肌ものでした。
ぜひご覧ください。
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