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援軍はまさかの天使??「モンスの天使事件」

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これは第一次世界大戦中にヨーロッパで起きた超常現象の話で、興味深いのでご紹介したいと思います。

1914年8月23日、第一次世界大戦中のこと、フランス国境近くのベルギーにあるモンスという街での出来事です。
当時イギリス軍は、ベルギー軍、フランス軍を助けるためにドイツ軍と交戦中で、ドイツ(プロシア)軍の大型大砲と機関銃砲、合理的な戦法で完全包囲されたイギリス軍は、わずか2連隊で全滅を待つだけしか出来ない、絶望的な敗色濃厚な状態だったそうです。

しかしそのイギリス軍の背後に、どこからからともなく金髪で長身、黄金の鎧を身につけた天使たちが出現し、ドイツ軍に向かって矢を放ったというんです。
また、空中にあらわれた白い衣をまとった天使たちが両手を大きく広げてドイツ軍の進軍を制した、または、百年戦争当時のイギリス軍の弓兵「ロングボウ隊」の亡霊が英国軍に加勢したという話も。

とにかくこの不思議な加勢のおかげでイギリス軍は見事撤退に成功し、現場にいたイギリス、ドイツ両軍の兵士たちの大部分がこの不思議な援軍を目撃して、国の上層部に報告したということなんです。ところがこの事件は、じつは、アーサー・マッケンが1914年9月29日にイヴニング・ニューズ紙に発表した「弓兵(The Bowman)」という短編小説の内容と酷似していて、この話がまるで事実のように流布されたという真相らしいんですよね。

そのまた元ネタは1931年に発表されたジョン・チャータリス准将の回顧録で、当時の戦闘現場に天使が出現したという噂があったということなので、事実を面白く盛った話ではということでした。

そういえばイギリスには、ナポレオン戦争のとき、イギリス全土の魔女たちが結集してナポレオンの心に念を送ったので、ナポレオンがドーバー海峡を越えて攻めてこなかったという話と、第二次世界大戦では、イギリス全土の超能力者たちがヒトラーの心に念を送ったために、なぜかヒトラーはイギリスに本気で攻めてこなかったという話があるそう。

これって、日本の元寇のときの神風が吹いた、あの話に似てるように思いませんか?

あの神風も台風かと思ったら台風の季節じゃないそうで、色々調べると不思議な出来事のようですが、正直言って神風とか日本が特別みたいな見方は日本だけかと思ったら、イギリスも日本とおなじに島国だからかなあ。
この話を知ったときはちょっと嬉しい気持ちになったんですが、天使の援軍とか魔女や超能力者の力とか、ロマンを感じるイギリスの不思議な都市伝説ですよね。

※画像はイメージです。

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