このドラマは、2016年から18年まで全26話のアメリカドラマです。
歴史ファン必見!意外に面白いタイムトラベルものです。
ストーリー
このドラマはアメリカの政府機関で極秘に開発中だったタイムマシンが、テロリストのフリンに乗っ取られてしまい、歴史が破壊されるのを防ぐために、女性歴史学者アビー、元デルタフォースの戦闘員ワイアットと、タイムマシンの技術者で操縦士ルーファスのチームが結成されて、予備のタイムマシンでテロリストを追いかけて時空を旅し歴史が変えられるのを防ぐというストーリーです。
最初にテロリストが向かったのは、1937年の飛行船ヒンデンブルグ号の事故の前日でした。
フリンの目論見を阻止して、ヒンデンブルグ号は無事に爆発したのですが、ちょっと混乱があり、そこで死ぬはずだった人を助けたりしたもので、すこーし歴史が変わってしまったのでした。
チームが元の世界へ帰って来ると、歴史学者アビーの寝たきりの母が元気になっていて、居たはずの妹がいなかったんですよね。
それはヒンデンブルグ号で死ぬはずだった人が生きていたので、それがまわりまわってアビーの母が父と結婚しなかったので母は病気にならず、妹が生まれなかった・・・じゃあ、アビーは?という謎が起こってきたのでした。
テロリストのフリンは、なんで歴史を滅茶苦茶にしようとしているのかと言うと、自分の妻と子をフリーメーソンのような団体に殺されたので、その団体を根本からなくすためにタイムマシンを奪ったらしいのです。
それでその団体が関わった歴史を改変しようとしているのですね。
このドラマのおもしろさ
このドラマのおもしろさは、やはり歴史的事件の現場に行くということと、最初は知らない同士だった3人が反発しあったりしながらも、だんだんと相手のことが分かって来てお互いを思いやって団結していくところなんです。
アビーはさすがに歴史学者だけあってかなりの博識で、リンカーン暗殺の直前に現場に行ったときも犯人のブースの行動をほとんど知っているので、なんでそんなに知っているんだと聞かれて「本を書いたから」と言い放っていました。
また、自分たちはリンカーンを暗殺阻止できるんだと思うと、真剣に考えてしまう姿も共感してしまいました。我々だって、坂本龍馬の暗殺前日に京都の河原町に居たら、逃げて―と近江屋に駆け込みたくなると思います。
そして操縦士のルーファスはアフリカ系なので、奴隷制度のあった頃などに行けと言われると、怖いから嫌だと言うんですね。そういう時代で、ルーファスがホテルのロビーや道でもすごく緊張している様子は生々しかったし、また、意外な歴史的人物がアフリカ系だと知ってルーファスの目が輝いているのを、側でほほ笑むアビーが印象的でした。
元デルタフォースのワイアットは、やはり軍人なので、アラモ砦に参加してデイビー・クロケットなどに会ったとき、なんともいえない感激した顔をしていました。
おすすめします!
というぐあいに、毎回、007の作者イアン・フレミングに出会ったり、アル・カポネやエリオット・ネスに会ったりと、歴史ファンにとって興味深いことこのうえないドラマでありました。
このドラマは1年目が終わった後、打ち切りかと思われましたが、ネットでファンの投票が行われて2年目も続行されました。
・・・が3年目は継続できず、最後のフィナーレが来月2部作となって締めくくりの話が作られたようです。尚、このアビー役の女優さんはドラマ「スーツ」に出演したこともあって、あのヘンリー王子とメーガン・マープルさんの結婚式に招かれていました。
ウィンザー城の教会のすごく目立つ席に座っていたんですよ。私としては、タイムレスの任務かなと一瞬思ったのですが、そんなわけないかと思い直したのでありました。
「タイムレス」意外に面白いので、おすすめします。
タイムレス (C) 2016 Sony pictures Television Inc. and Universal Television L.L.C All Rights Reserved.
思った事を何でも!ネガティブOK!