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栃木県ある地域のお通夜の風習

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栃木県のある地域に住んでいた母の親戚が亡くなって、お通夜に参加した時のことです。
そこでは今までに体験した事のない、お通夜を体験しました。

目次

母の親戚が亡くなった

今から約十数年、母の親戚が亡くなったという知らせが届き、家族と一緒に栃木県へと向かいました。
葬儀が行われていたのは故人の住んでいた家です。大きな和風家屋で、ふすまで仕切られた畳敷きの部屋をいくつも繋げて会場のようになっていました。

亡くなった叔母は白い死装束をまとった姿で布団の上に横たわっており、その奥に棺が用意されています。
故人へのあいさつやご焼香など、お通夜やお葬式にあまり参加したことのない私は、慣れないながらに見様見真似で自分の役目を果たすことで精一杯。

ご焼香が終われば自分の席に戻り親戚全員のご焼香が終わった後、しばらくすると読経が終わり、故人のご遺体を棺の中に収めることとなり、親族の男性たちが遺体の方に集まっていきます。

ある習慣

その中の一人の男性に、声をかけられました。
「これから納棺が始まる。その前に、参加した人全員にお豆腐が配られるから、一口で食べなさい。全員がお豆腐を食べ終わって、棺の蓋を閉めるまで一言も喋ってはいけない。」

少しすると、いくつもの小皿に乗った小さなお豆腐をお盆に乗せて、親族の女性たちが出てきます。
お豆腐の大きさはだいたい4~5cmくらいで味付けは何もされていません。お豆腐をそのまま食べるのは初めてで、あまりおいしくない思いながらなんとか一口で食べきりました。

その理由

納棺が終わったあと、集まった親戚全員で会場となった部屋で夕食を取り、その日は終了。翌日のお葬式にも参加してすべての葬儀は終了。

帰りの車の中、父が母に「お通夜で豆腐を食べるって初めての経験だった」というような話をして、母が言うには、
「昔、あのあたりでは亡くなった人のお骨を食べる習慣があったの。その名残で今はお通夜で白いものを口にすることになっているみたい。」
意味を知って少しゾッとしました。

調べてみると他の地域でも同じような風習が残っているところがあるようですが、発祥が同じなのかはわかりません。
今でもその地域でのお通夜では何も味付けのされていない、小さなお豆腐が出てくるようです。

※画像はイメージです。

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