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学童保育施設での出来事

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小学生だった私は、学校が終わると何時も学童保育施設で時間を過ごしていました。
周りに米軍基地が沢山ある沖縄という地域柄、施設は外人住宅の平屋を再利用した建物で、さまざな部分が外人サイズに合わせられて作られていたのです。

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ふと覚えた尿意

私は外より室内の方が好きだったので、もっぱら本を読んだり施設の玩具で遊んでいたました。

ある時、ふと尿意を覚え、建物内にたった一つしか無いトイレに入ろうと思った直前、低学年の小さな女の子がするりと先に入ってしまったのです。
その時にお互いに顔を見合わせた私達、気まずかったのか・・・彼女は可愛らしい笑顔ではにかんで無言で譲って欲しいと告げて来ました。その笑顔にほだされ、年上の余裕を見せて先を譲り、トイレの前で少しの間待つ事にしました。

しかし、だんだんと我慢しきれなくなって切羽詰まり、ドアをノックしたり声を掛けたりと彼女を急かしてしまったのです。しきりに声を掛ける私の事が気になったようで、指導員が何をしているのかと声を掛けて来ました。

その女の子は?

私が先に女の子が入っており、用を足すのを待っている旨を告げ、指導員は私と同様に何度か声を掛け、ノックを繰り返しましたが返事はありません。
不審に思って指導員がドアノブを回すと、ガチャリと何の抵抗も無くドアが開き、確認すると中には誰も居らず、人が居た痕跡さえありません。

建物の規格が外人サイズなので、窓も低学年の子供では届かない場所に設置されている為、そこから出たとも考えにくい。それに利用する学童はほとんど決まっていて指導員はほぼ全員を把握していることから、低学年の女の子の中では、そんなイタズラをする子はいないと言うのです。

思い当たること

結局、そのトイレで用を足してこの話は終わり。顔見知りの女の子の姿をしたモノは一体何だったのでしょう?
今でもふと思い出しては疑問に思ってしまう不思議な体験ですが、一つ思い当たる事があります。
施設の近辺には沢山の地下壕があったそうで、戦争中に沢山の方々が亡くなられたそうなのです。
もしかしたら、その中の子供が遊びにやってきたのかもしれません。

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