友人に狩猟免許の第一種や二種を持っている人が数名いて、猪や鹿を狩る人がいます。
その中で、自ら仕留めた鹿の肉を昼飯にする猛者の方から勧められたのが「東京カリニク鉄砲隊」でした。
買ってみて読んでみましたが、猟銃の免許を取る大変さや、取ってからが初めてだらけの事でイレギュラーなトラブルや困難、人生と同じでなかなか上手くいかない。
でも、狩りが成功した時の喜びがわかる作品です。
物語は、高円寺に住む新人漫画家の「栄川カズアキ」が、都内のジビエ専門店の店長から早く狩猟免許を取った者にレミントンを授けると言われ、運も味方し免許を無事に取得し、レミントンを受け取ります。
カズアキは趣味や実益も兼ねて、獲物をとってお肉を持ちかえり、狩猟できれば漫画のネタになるし・・・と皮算用するのでした。
そんななか、鹿と出くわしてカズアキは戸惑いながらも撃ちます。が・・・当たるはずもなく逃げられてしまいます。
カズアキは失敗を重ねながら、めげることなく様々な人々と交流しながらハンティングライフを楽しんでいき・・・次第にイノシシやシカをしとめてレベルアップしていきます。
と読んでいて、免許にはあこがれるけど、色々と準備や時間が掛かるのだなと痛感し、それと意外に装備したり準備する物も多い。免許に時間を費やすだけでなく、装備品や準備も念入りにしなくてはいけないんだなと思いました。
でも、時間を掛けて野生の獣を仕留めた時の喜びと快感、肉を食べる至福の時は凄く羨ましいと正直思いました。
実際、友人が取ってきた鹿等の肉は非常に美味しく最高でした。
弾の種類や食べ方のレクチャー、狩りに行くポイントや用語も充実して、漫画でコミカルで楽しく表現されていて面白かったです。
この作品を読んで本当に免許を検討しようか少し考えました。
なんにせよ、狩猟の世界の難しさや喜び等が詰まっている作品で、なかなかおススメです。
(C) 東京カリニク鉄砲隊 これかわ かずとも Kadokawa Comics
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