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民話の里「遠野」~妖怪・伝承巡りの旅

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柳田国男の『遠野物語』で有名な岩手県遠野郷。
民話や日本の原風景が残る山里で、妖怪や伝承にまつわる場所がいくつもあります。
今回はその中の5つを紹介したいと思います。

目次

伝承園

遠野駅から北東に自転車で30分ほど。
遠野のかつての生活様式が再現された施設を見学したり体験できるのがこの伝承園です。

ここには御蚕神堂(オシラ堂)というお堂があり、オシラサマという農業・馬・蚕の神様が祀られています。
中にはオシラ人形が千体展示されているので独特な雰囲気に圧倒されるのではないでしょうか。
その昔農家の娘が馬に恋をし、怒った娘の父親が馬を殺したところ、馬と一緒に娘も天に昇りオシラサマになったというお話がこのオシラサマの伝承です。

常堅寺

伝承園からほど近いところにあるこのお寺は狛犬が有名なんで、その名も「カッパ狛犬」。

頭にお皿があるのでへこんでくぼみのようになっているんですよね。
そのお皿に小銭を入れている方も。
さらに私が訪ねた際には、カッパにちなんでか足の間にきゅうりが供えられていました。
珍しい狛犬なので一見の価値ありです。

カッパ淵

常堅寺裏には小川があり、カッパが多く住んでいると言われています。
そこで付けられた名前が「カッパ淵」。

天気があまり良くなかったので、昼間でもうす暗い様子はいかにもカッパが出てきそうな雰囲気でした。
付近にある釣竿を借りてカッパ釣りを試みることもできるのですが、その前に「カッパ捕獲許可証」を手に入れましょう。

先ほどの伝承園や遠野駅前の旅の蔵遠野という観光案内所で販売している為、向かう前にあらかじめ入手しておくのがいいかもしれません。
カッパの捕らえ方のルールが書いてあるので要チェックです。

キツネの関所

カッパ淵から遠野駅方面へ戻る途中、通りを少し入ったところにキツネの関所があります。
ここは小高い丘になっているので田んぼが広がる田園風景も見ることが出来ます。

石碑のキツネはどこか憎めない可愛らしさを持っていますが、キツネが人間の持つお土産をだまし取る逸話も書かれているので是非読んでみてください。
現在は車が通る道路となっていますが、昔は人々が行きかう街道でキツネがお土産を奪おうと潜んでいた場所だったのかもしれません。

卯子酉様(ウネトリサマ)

最後は伝承園方面とは逆方向、遠野駅から南西に自転車で15分ほど行くと卯子酉様を祀った神社があります。
赤い布を左手で結べたら願いが叶うという逸話があるので、木などに赤い布が沢山結ばれていてかなり雰囲気がある場所です。

赤い布は祠で購入できた為その場で願掛けをすることができます。
『遠野物語拾遺』第35話にも登場し、恋愛成就のパワースポットとしても人気のようです。
この付近には愛宕神社や自然の岩に彫られた五百羅漢もありますので、まとめて巡ることも出来ます。

遠野へ行ってみよう

遠野の妖怪・伝承にまつわるスポットはいかがでしたでしょうか。
この5つ、自転車で4時間ほどで巡ることが出来るのでレンタサイクルの利用がおすすめです。
日本の原風景を眺めながら自転車を漕ぐのは気持ちがいいものですよ。

カッパ捕獲許可証も販売している、遠野駅前にある旅の蔵遠野で借りることが出来ます。
遠野には他にも資料館や農村生活の体験が出来る場所がいくつもありますので、プランに組み込んでみるとより楽しめると思います。
妖怪や伝承の息づく里「遠野」、是非足を運んでみてください。

※画像はイメージです。

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