さて今回御紹介するのは、一部で大人気のモンスターパニックB級映画、1990年に公開された「トレマーズ」です。
あらすじ
物語はアメリカ合衆国、ネバダ州の片田舎にある錆びれた町パーフェクション。
便利屋を営む、バルとアルの二人組は隣町ビクスビーへ仕事へ向かう途中、鉄塔の上で死んでいるエドガーを見つけます。
変わった死に方から何かの事件に巻き込まれたのかと、再び隣町へと向かう二人。今度は牧場を経営する老人フレッドが殺され、彼が飼育していた羊達も無残に食い殺されている、信じられない現場を目撃してしまいます。
この町に殺人鬼がいると、慌てて町に危険を知らせに戻る二人。
しかしそれは地上ではなく、地下に潜む怪物が引き起こしていた事件だと言う事を知らなかったのです。
謎の怪物とは?
本作の謎の殺人鬼の正体は、地下に潜む怪物グラボイズ。この怪物はモンゴリアン・デス・ワームに似ている、ミミズみたいな怪物。
この怪物は、完全に目は退化しているため視覚などは無く、地中へ伝わる音や振動で地上の獲物を探知する能力を持つ。
頭部は硬い殻で覆われ、細長い舌や触手が備え獲物を巻きつけ地中に引きずり込んで噛み砕く。怪物を殺害した際は赤褐色の血を流し、シンナーみたいな悪臭を放つと、駆除をしても迷惑な存在と非常に厄介な怪物でもあります。
見どころはバート・ガンマー
そんな怪物と渡り合うのは、ガンマニアのプレッパーであるバート・ガンマー。
彼は世界大戦が来ると信じ、大量の重火器を購入し必要に自宅を要塞化。劇中でバートの自宅に襲い掛かるグラボイズを、奥さんと一緒に銃で撃退するなどと果敢に立ち向かう頼もしい人物。ついには秘蔵の象狩銃で撃ち殺す、作中屈指のガンアクションを見せてくれます。
手製のパイプ爆弾を製造したり、サバイバル知識が実に豊富であり、後の作品にもレギュラーで登場する異なるバートは筆者のあこがれのオジサマでもあります。
トレマーズ
最初は映画としてはあまり期待はされていない作品だったのですが、B級映画としてカルト的な人気を誇り、ビデオ販売やテレビ放映にネットでの配信などで人気を呼び、知る人ぞ知る名作となった迷作です。
(C) トレマーズ
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