近畿の大都市圏である大阪は市街地が多いことによってキャンプ場がとても少なめです。
大阪でキャンプをしようとする場合は基本的には遠出をしなければなりません。
大阪府の県境近くや兵庫、滋賀、三重などの県外まで行けば良い感じのキャンプ場に宿泊できますが、近場では手軽にキャンプしづらい事が多いのが現状です。
そういった中、大阪の市街地に存在するキャンプ場があります。
そのキャンプ場「鶴見緑地キャンプ場」を紹介していきましょう。
鶴見緑地キャンプ場は万国博覧会「花博」の跡地に作られた公園である鶴見緑地内にあるキャンプ場です。
園内は自然が豊かで季節ごとの花や自然の美しさ、川の流れを楽しむことができます。
大きな草原広場もあり、時々植物を販売するイベントなども開催されています。
そんな中に存在するキャンプ場は行楽シーズンに賑わい、多くの市民に親しまれています。
鶴見緑地キャンプ場の利用は二部構成のシステムとなっており、昼利用と夜利用に分かれています。
日中だけデイキャンプで利用する際は昼の部だけを予約することになります。複数の部を連続で予約することも可能です。
サイトはそれぞれ少し段差で上がった構成になっており、そこにテントを立てて使用します。
本キャンプ場には他のキャンプ場と大きく異なる点があります。それは「炭以外の火気の使用が禁止」ということです。
それぞれのサイトには木製のベンチとテーブルがあるのですが、そこには焼き焦げた跡が見られる所もあります。
キャンプではカセットコンロの爆発などの火気による事故が多いので、ここでもそういった事があったのかもしれません。
火気を使用する際は足つきのバーベキュー台を使用することとなり、炭を使用しての調理となります。
バーベキュー目的での利用ならば問題ありませんが、ちょっとした加熱調理の際には炭に火を起こす所からとなるため手間と時間がかかります。
宿泊して起床後に朝ごはんを作る際は、早めに起きて火を起こさなければ料理と片付けがチェックアウトギリギリになってしまう事もあります。
その時は慌ててテントを畳んで荷物をとりあえずキャンプ場の外に出す、という感じになったこともありました。
なお、「火気が炭に限定される」という条件はある意味では新しいアウトドア体験と言える部分があり、それ特有の面白さもあります。
最後に、鶴見緑地キャンプ場には最大の注意点があります。それが「夜間のキャンプ場内は不良のたまり場となっている事が多い」ということです。
テント内にいるとその周囲を物色しているかのような足音が聞こえ、炊事場の周辺には若者が群がっています。
トイレに行けば腕に洋風のタトゥーを入れたおっかない人が居たりします。それゆえに、夜間にテントの外に居ることはリスクでしかありません。
テントから離れるとテント内を物色される危険性もあるので、18時以降はテントから基本的に出られません。
それゆえに、夜間が寒くなる晩秋以外ではデイキャンプでの利用がおすすめです。
昼間は通常の一般人だけなので安心して利用することができます。
※画像はイメージです。
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