大きくて世界的に有名なダイヤモンド。名前がついているんですが、呪いがついていることも多いです。
それはやっぱり、大きさゆえに色々な人の手を経ていて、想いがこもっているからなんでは?と思います。
ここでふたつの有名なダイヤモンドをご紹介しますね。
コ・イ・ヌール ダイヤモンド
インドで発見されたという「コ・イ・ヌール・ダイヤモンド」は、現存するダイヤモンドの中では世界最古だそうです。
5000年もの歴史があって、ペルシア語で「光の山」と言う意味なんですね。
なんと、インドの大叙事詩「マハーバーラタ」にも登場していて、その物語によれば、このダイヤモンドの持ち主の男性が不幸になるという話なんです。
「コ・イ・ヌール・ダイヤモンド」は、インドのムガール帝国の皇帝、ペルシア、アフガニスタンなどなど、各地を点々としました。このダイヤが行く先々で戦いが起こり、石を手にした王たちは次々と不幸になったということなんです。
そして19世紀になると、シーク帝国の最後のマハラジャのデューリープ・シンから1850年にビクトリア女王に贈られました。現在は、エリザベス女王が使用する王冠にはめ込まれています。
あちこちで戦いが起こり、石を手にした王が不幸になるって言うのに、イギリス国王の王冠についてて大丈夫なのかと思いますが、「持ち主の男性が不幸になる」ので、この王冠は女王、王妃だけが身に付けることになっているということなんです。
ホープ ダイヤモンド
もうひとつ、有名な「ホープダイヤモンド」は、9世紀頃にインドのコーラルと言う町で農夫が発見しました。
この町に侵攻してきたペルシア軍が持ち帰って国王に献上したんですね。
その後17世紀半ばになって、フランスの商人タヴェルニエが購入、または、インドの寺院の女神の像の目にはめられていたのを盗んで、ルイ14世の所有となりました。
このダイヤモンドは呪いがかかっているというのですが、この盗まれたときに、インドの僧侶が呪いをかけたということなんですね。で、伝説では、盗んだタヴェルニエは、狼に食い殺されたといわれるのですが、実際は老衰で死亡したみたい。
このダイヤモンドは、ルイ14世が、カットさせて67と1/8カラットになって半分くらいの大きさになったので、もう半分がどこかにある疑惑もあるそうです。
そして1792年フランス革命で行方不明になり、20年後にイギリスの宝石商が入手後すぐに落馬で死亡したとか。
1830年以降に富豪ホープが所有したため、「ホープダイヤモンド」の名がついたんです。
その後も所有者が次々変わったのですが、所有者は軒並みこのダイヤを手に入れたときが人生の絶頂だが、手に入れたあとは破産、または家族に不幸が起こるので、呪いのダイヤと呼ばれるようになったそうです。
呪いは作り話という説もあるのですが、最後の所有者の宝石商のハリー・ウィンストンも呪いを信じないと言ったが、入手後に4度も交通事故に遭った挙句に事業に失敗して破産し、ダイヤモンドはアメリカのスミソニアン博物館に寄贈されました。
呪いをもったダイヤモンド
ダイヤに魅了されることこそ、ある意味ではなにかの呪いがあるのでしょうか?
呪いは怖いけど、怖いもの見たさで、見てみたい気持ちがしますよね。
※アイキャッチはイメージです。
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