鋼鉄の身体に人間の心を持つ正義のロボット「宇宙鉄人キョーダイン」

(C) 1976 宇宙鉄人キョーダイン 石森プロ/東映
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今回紹介する作品は、1976年から1977年の一年間放映された、全48話の特撮番組である「宇宙鉄人キョーダイン」を紹介したいと思います。

本作は、あの仮面ライダーの生みの親である石ノ森章太郎先生による漫画版も連載されているなど、非常に力の入った作品でもありました。

元々この宇宙鉄人キョーダインは、秘密戦隊ゴレンジャーの変身系特撮ヒーローのヒットから始まり、新たなヒーローとして企画された特撮番組でした。

(C) 1976 宇宙鉄人キョーダイン 石森プロ/東映

本作の見どころとなるのは、地球と宇宙人との争いに巻き込まれてしまい、家族を奪われてしまった「葉山健治」が主人公となり、さらわれた家族が彼の為に製造した長男・譲治と次男・竜治の二人の人格をコピーしたサイバロイド・キョーダインを手に、ダダ星人のロボット群“ダダロイド”による地球侵攻を食い止めていくと、コメディタッチが無い、非常にシリアスな雰囲気で描かれた特撮ドラマの側面があった作品でもありました。

(C) 1976 宇宙鉄人キョーダイン 石森プロ/東映

長男の譲治の人格をコピーしたサイバロイドである「スカイゼル」は、赤色のボディを持つ、飛行機のイメージしたデザインが成され、スピード重視の空戦タイプのサイバロイドで、視覚発達を有しており、電子アイによる透視観察なども可能と多機能な戦闘力を持つ兵器。

(C) 1976 宇宙鉄人キョーダイン 石森プロ/東映

「グランゼル」は次男の竜治の人格をコピーしたサイバロイドとして開発され、青を基本としたボディを持ち、自動車をモチーフにデザインされ、パワーを重視した地上戦を得意とするサイバロイドとして活躍し、彼もまた、スカイゼルと対照的に視覚ではなく聴覚が発達し、電子イヤーによる索敵能力で人間が聞き取る事の出来ない音波や振動を感知し、また探知できる能力を持ちます。

(C) 1976 宇宙鉄人キョーダイン 石森プロ/東映

ダダ星人と対峙する事となりますが、地球防衛軍との板挟みに悩み、また家族との絆に迷いながらも、戦い抜く二人の姿には心打つものがありました。

最終回では、二人が地球を守る為に敵へと特攻すると、衝撃のラストで物語が終わりましたが、二人の勇姿は今も忘れる事の出来ないカッコ良さがあります。


Writing by イバ・ヨシアキ
今に思えば昔の特撮ヒーロー物はシリアスな展開が多く、最後、地球を守る為にその身を犠牲にするヒーローの生き様に熱いものを感じていました。
そんなライターですがよろしくお願いいたします。

(C) 1976 宇宙鉄人キョーダイン 石森プロ/東映