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パルクールとインビジブルな世界「アンダーニンジャ」

2018年夏からヤングマガジン連載で連載が始まって、今なお続く花沢健吾作の「アンダーニンジャ」。

主人公が持つのは、鍛え上げれらた己が身体とちょっと笑いを誘う形態の光学迷彩パーカー”摩利支天”のみ。
敵となるUN(アンダーニンジャ)の本拠地と思しき講談高校入学・・・。

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20万の忍者が監視する世界で

そこは、裏仕事…暗殺や破壊活動任務に従事する忍者が闊歩する世界。
20万人の忍者が、コンビニ店員や宅配便業者などを装い、世に紛れて今日も国民を監視し続けている。

始まってしばらくは、冴えない末端のノンキャリ(下忍)忍者である主人公・雲隠九郎のニート同然の日常が描かれるが、彼はあくまで忍者…。
無駄に普段の何気ない動作が、いちいち常軌を逸していて興味深い!

シチュエーションが、ヤングマガジン読者が好きそうなちょっとアレな(笑)ことが多いせいもあるだろうが、その動きはカッコイイのを通り越して、ギャグだよな、コレと思わざるを得ない。
しかし、その動きはフランスの軍事訓練を発祥にしたパルクールそのものだ!

それもそのはず、作者の花沢先生のツイッタ―では、パルクールパフォーマーチーム「URBAN UNION」が全面協力しているのが明かされている。忍者の動きとパールクール。
そもそもが、どこか親戚のような趣がある。

忍者好きの海外勢は、日本に忍者を捜しに来るよりも、自国でパルクールの修行をすれば忍者に成れるのではないかとさえ思わされる。

世に紛れるためにはクールな筋肉が必須

忍者もスパイも諜報活動が主であり、戦わなくて済むならそれに越したことはない。
それに、武闘のために鍛えすぎた筋肉は、世に紛れるにはあまりに目立ちすぎる。
主人公の雲隠九郎にしても、いわゆる筋骨隆々としているわけではない。

そんな彼はこれから旧陸軍中野学校の流れを汲む厚生労働省、援護工作二課とつながっているらしい講談高校に潜伏することになる。いまさらだが、彼は若干16歳。

しかしその年齢にも関わらず、彼の忍者としての実力は確かなものだ。
勘違いからとは言え、男性の局部を切り落とし、忍者に接触を試みていたロシア人の諜報員をして「最も恐ろしかった」と言わしめたのが彼なのだから。

そして、注目すべきは、九郎の元に届けられたパーカ―”摩利支天”が最新型だったことだ。
下忍が手にすることなどあり得ない、『忍研』からの支給品・・・。
忍者のエリート集団・雲隠れ一族の末裔であることとも関係しているのかもしれないが、彼の謎はまだまだ明かされはしないだろう。

秘密道具は攻殻機動隊でも活躍したアレ

いきなり出てきた”摩利支天”なる言葉に疑問符が飛んだ諸兄もいるだろう。
侍が奉じることの多かった、かの神の名を冠するのは、忍者を守る武器を作る『忍研』イチオシの光学迷彩技術を取り入れた衣服だ。

国内ではフルスペック(全身)のものは制限されているが、仲間に引き入れた件のロシア人諜報員の娘を奪還する際に大活躍している。
完璧に風景に溶け込むので、日本の警備力では対応できないと判断されたらしい代物。
その最新版は、パーカー型で、前身頃のファスナーが口元で上がるため、パーカーまで被ればある意味、忍者に見え・・・うん、見えなくもない(苦笑)

会った時は俺たちが死ぬ時だ

そんな装備が必要になる講談高校とはいかなる場所なのか、まさにこれからが本編。
彼らの敵になる存在の名前が正式に出てきた、タイトルロールのアンダーニンジャ、略してUN。

これから増々戦闘シーンが増えてくると予想されるが、忍者なので、あくまで隠密。
ドンパチではない。
アメリカ軍の将校が語っていた言葉が端的に表している。
「会った時は俺たちが死ぬ時だ」・・・

著:花沢健吾
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(C) アンダーニンジャ 花沢健吾 講談社 / ヤングマガジン

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