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雲古を制する者が戦国時代を制した?!

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歴史は大事件や偉人だけでなくて、日常的なことを調べても結構面白いことがわかるのでご紹介しますね。

目次

タイムトラベルはやばい?

歴史ファンとしては、もしもタイムマシンが発明されたら、ぜひ行ってみたい時代があり、また会ってみたい歴史上の人物がいるはずです。
アメリカのドラマでもタイムトラベルものは人気があり、何年かおきに新たなシリーズが放送開始となります。
どのドラマでも必ずと言っていいほど「リンカーン暗殺」や「ケネディ暗殺」を阻止できるところに遭遇して、歴史を変えたいという衝動にかられるやつが出てきて、仲間内でもめてる間に暗殺されてしまうことが多く、歴史改変は夢と消えるのが常です。

でも、日本人としては、本能寺の変での織田信長、近江屋での坂本龍馬暗殺を阻止するのが夢でしょう。
しかし、昔のことを調べれば調べるほど、トイレやお風呂、女性は生理などの問題をどう処理するか、衛生の問題を考えるとタイムトラベル、ちょっとやばいかもと考えてしまうんですよね。

実際、ヨーロッパでは、19世紀まで「おまる」で排泄して中身は道に投げ捨てていた、ベルサイユ宮殿でも貴族たちは庭で排尿、排便やりたい放題で、非常に不潔だったようです。
三銃士たちがハイヒールをはき、マントを羽織っているのも、上から落ちてくる、下に落ちている排せつ物を避けるためだとか。

日本の事情

日本では鎌倉時代以降、くみ取り式トイレで農家がお金を払って回収して肥料にしていたため、来日したヨーロッパの宣教師もびっくりの清潔な道だったといわれています。

では、戦国時代の合戦の時はどうだったかというと、兵たちは敵に見つからないように早糞が奨励され、袴も脱がなくても排泄出来るよう工夫されていたという「野糞」で、あとは土をかぶせるのがデフォ。
なお、尿は貴重な水分として竹筒で保存し、水代わりに飲む、傷の洗浄(洗浄にならないけど)に使う。
糞尿は他にも籠城戦では城壁から這い上がってくる敵に上から浴びせたり、毒の代わりに雲古を矢じりに塗って放ったということです。

天下取りと雲古

火縄銃の普及で火薬が必要になると、兵たちの雲古は、落ち葉、死体などを混ぜて積み上げ、数年おいて発酵させて、硝石として再利用されるようになりました。
火縄銃は、ポルトガルから入ってきて日本で魔改造されて性能アップ、弾丸は海外から輸入したのですが、硝石の作り方も入ってきたんですね。

火縄銃を重視した織田信長ら戦国武将は、この方法で「硝石丘(しょうせききゅう)」を作って硝石を作り、木炭と硫黄を調合して火薬に、信長などはいくつもの雲古の山、いえ「硝石丘」を作って合戦では惜しみなく火薬を使い、兵たちの雲古を回収してまた「硝石丘」を作るという、ある意味エコな合戦をして、天下取りに邁進していたのです。

天下取りと雲古再利用は切っても切れない仲だったということは、意外に知られていないですが、なかなか興味深いですよね。

※画像はイメージです。

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