今回紹介する作品は1983年に全50話のアニメ作品として放送された、タツノコプロ製作のSFアニメ「未来警察ウラシマン」です。
物語は1983年の日本の住んでいたとある青年が、友人の創り出した未知なるエネルギーであるサイコレーザーの爆発によって、タイムスリップを引き起こしてしまうウラシマ・エフェクト現象が発生してしまい、2050年へとタイムスリップしてしまった事で物語が綴られていきます。
いきなり世界が変わってしまった青年はタイムスリップ前の記憶の全てを失い、ウラシマ・リュウという名を与えられ、権藤透署長の下で機動メカ分署「マグナポリス38」の刑事として、ネオトキオの犯罪に挑んでいくとタイムスリップを扱ったSFアニメ作品でもありました。
犯罪組織ネクライムと戦い、自分の記憶を探りながら未来の世界で生きていくウラシマ・リュウ。
相棒となる二枚目な三枚目のクロード・水沢や、お転婆でおちゃめなぶりっ子のソフィア・ニーナ・ローズと共に、未来の世界へとタイムスリップしてしまった飼い猫のミャーと様々な事件に立ち向かっていくリュウの活躍に、当時は夢中になって見ていたモノです。
熱血漢で少しお調子乗りで、三枚目でも心に熱いものを持つ主人公のリュウ。
筆者は彼が持つマグナブラスターに強い関心を持っていました。
壊れたリボルバーである「S&W M36」を下地に、レーザー銃として蘇らせたマグナブラスターに、筆者は心魅かれる憧れを抱いていたのです。
タイムスリップの際にリュウが運転していたフォルクスワーゲン・ビートルを元に改造した愛車マグナビートルや、戦闘時に装着し、メタルヒーローの様な活躍の出来るバトルプロテクターも心魅かれるモノがありましたが、やはり未来警察ウラシマを語る上では、マグナブラスターは外せない銃とも言えます。
これを片手に犯罪組織であるネクライムの精鋭部隊スティンガー部隊との戦闘シーンに心奪われていましたが、筆者は敵側となるアドルフ・フォン・ルードヴィッヒにも憧れを抱いていました。
27歳の野心家でもあり犯罪組織ネクライム極東支部幹部として活躍し、後半では総統フューラーを宇宙へと追放し二代目ネクライム総統として成り上がるなど、彼のピカレスロマンな悪役っぷりに子ども心に惹かれたものです。
様々な個性が見え、そしてドラマ性のあった懐かしいアニメ作品である「未来警察ウラシマ」は、筆者にとっては忘れられない名作のアニメでもあります。
(C) 1983 未来警察ウラシマン タツノコプロ
思った事を何でも!ネガティブOK!