デマ・ガセのカオス状態のアメリカ大統領選

2020年11月3日に行われたアメリカ大統領選挙は、それを巡る中でこれまで見たことがないほどデマとガセが飛び交うカオス状態と化している。
かく言う私も、民主党か共和党化ならば後者、バイデンかトランプかならばやはり後者を支持する側なので偉そうには言えないかも知れないが、とにかく一見トランプ側擁護のデマ・ガセ情報が酷すぎる。

大統領選が行われた直後から、ドイツ・フランクフルトにあるCIA施設で、不正選挙の証拠を掴もうと踏み込んだアメリカ軍の特殊部隊と警備側のCIA職員とが銃撃戦を行い、死傷者も出る中で見事軍側がサーバーを押収したとの内容がまことしやかに語られ始めた。どうもこの話の出所はトランプ側メディアの代表格とも言えたFOXでトーマス・マキナニー元空軍中将が流布したことが大元のようだが、その肩書き故か私たちのような素人はもちろん、日本のテレビ番組にも出演するような著名なジャーナリストや作家まで当初は事実と思ったようで、その拡散に一役買っていた。

全くの素人である私でもミリタリーマニアだからこそか、当初からその怪しさは直感できたが、普段あれだけテレビに出て政治や経済についてさも専門家かのように発言するそうした人物の、圧倒的に浅い底が垣間見えてしまった。
著名人ですらそうなのだから、素人Youtuberの見解など推して知るべしだった。このフランクフルトのサーバー押収の話がどうやらデマ・ガセの類いと判明した後も、やれバイデンは実は既に一度逮捕され、足に司法取引をして釈放され、今は足にGPSを埋め込まれているだの、ローマ法王が逮捕されたのだの枚挙に暇が無い。

確かに既存の左よりのマスコミの報道姿勢や、Twitter、Facebook、youtubeなどの媒体のスタンスがバイデン側に近い感じは否めない部分もあった。しかしそれを抜きにしても今や素人youtuberなどの発信者に乗せられて、一部のトランプ支持者たちは911陰謀論どころでは無い、トランプ無謬論に侵されてしまったかのようだ。バイデンが大統領に就任すれば多少は落ち着くのかも知れないが、生み出された陰謀論はまだまだ続きそうだ。

※画像はイメージです。

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