今回は1995年にバンプレストから発表された、スーパーファミコン用RPGソフト「ヴェルヌワールド」です。
ゲームについて
物語の原作は「80日間世界一周」や「海底二万哩」などを発表し、後のSF小説などに大きな影響を与えた、フランスの古典SF作家小説家 ジュール・ヴェルヌが題材、彼が描いた作品の世界を再現したテーマパークを舞台に、9人の少年と少女達の絆を描いたRPG作品です。
物語は西暦2028年が舞台となり、フランスの小説家ジュール・ヴェルヌ生誕200周年を記念した洋上にて建造されたテーマパーク「ヴェルヌ・ワールド」から物語は始まります。プレオープンに招かれる事になった主人公達は家族と共に向かい、そこで見るモノはかつてジュール・ヴェルヌが思い描いた夢の世界でした。
現代の科学の粋を集めてつくられたアトラクション、すべてが自立式のロボットによって行われるイベント、主人公は心奪われるほどに感動していたのですが、突如としてロボット達が暴走を始めます。ロボットは招かれた来場者達を襲い、パークのスタッフでも収拾できない暴走によって人々は連れ去っていく。助かった主人公と弟は難を逃れた人々と協力し、家族を救う為に、この暴走したパークに挑んでいきます。
ゲームの特徴
このRPGはテーマパークが舞台となっており、フィールドに出て冒険するのではなく、パークの中にあるアトラクションに隠された暴走の秘密を探り、何故ロボット達は暴走してしまったのか、その謎を解く事が目的。
ゲームの特徴として殺伐な雰囲気がなく、テーマパークを楽しむような内容に非常に安心できます。
またこの作品の中では、人類の夢やまた主人公達の持つ、それぞれの想いがテーマともなっており、家族と未来と科学を通して、どんな結果へと導ていくのかと、少年が大人へと成長する冒険譚と壮大なスケールも注目してほしいです。
あまり有名になる事のなかったソフトですが、知る人ぞ知る名作ソフトとしてお勧めしたい作品です。
(C) 1995 BANPRESTO
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