ロボットアニメですが、戦争でもなく地球防衛でもなく、ワクワクするような冒険モノ。
魔神英雄伝ワタルの思い出を語ります。
魔神英雄伝ワタルとは?
創界山の虹から七つの色が消えてしまった。外の世界からやってきた勇気ある少年ワタル、創界山の剣豪シバラク先生、こども忍者のヒミコたちが灰色になってしまった虹を元に戻すため旅立ちます。
子供時代、毎週楽しみに見ていた作品です。当時はファミコンブーム真っ盛り、本作品もそれを意識してRPGのようなテイストのストーリーが子供心をがっちり捉えて離さない、次回はどうなるんだろうとか毎回高揚した心持ちで視聴してました。いつもウラウラ言ってるヒミコ思いの親方様や、一見キザだけど、粋で優しいカッコ良い奴、鳥さんことクラマの活躍も見逃せません。
登場するロボはSDガンダムの様に頭身の低いもので、ワタルの乗る「龍神丸」も外見はどちらかと言うとコミカルなフォルムなのですが、玄田哲章さんの渋い声のおかげもあり、とてもカッコ良く目に映りました。
登場するアイテムも魅力的で、主人公のワタルが使用する、跳ね返って複数の相手を翻弄する便利武器へん玉、踵を打ち鳴らすとぱっと足に装着されるローラースケート、普段は竜燐模様のブレスレットなのに緊急時には即座に手ごろな大きさのカイトシールドに変身する千光の腕輪(龍神の盾)など。林原めぐみさん扮する次期親方様のこども忍者ヒミコの扱う数々の忍術やぺったん手裏剣なども面白かわいくて良かったです。
子供向けアニメと侮れない
中盤からワタルのライバルとして登場する虎王とその御守役ドン・ゴロ、父親ドアクダーの関係も子供アニメと侮る無かれ、涙無しには語れない悲しいドラマが描かれます。冒険活劇物として頭を空にして見られる部分がある一方で、友情や愛情などの繊細な部分を描く事もあったり、文明批判とも取れる社会風刺的な側面もあったりと、子供ながらに考えさせられる作品でもありました。
OP、EDテーマの「STEP」と「a・chi-a・chi アドベンチャー」は思い出補正も相まって、今でもメロディ聴くだけでわくわくします。
憧れと羨望の眼差しで見ていた記憶があり、いい年した大人になった今でも、その時の気持ちは鮮明に残ってます。
(C) サンライズ・R
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