MENU

仕事の神様特集!働き者は神様です!

当サイトは「Googleアドセンス」や「アフィリエイトプログラム」に参加しており広告表示を含んでいます。
  • URLをコピーしました!

気が付けば6月となりました。
しかしこうして上半期を振り返ってみて、ついてないなとかネガティブな思い出が多い方、ここは是非とも神社に参拝して「茅の輪くぐり」、もとい「夏越しの大祓」をして厄払いしてみてはいかがでしょうか?

そして、どうせなら自身のお仕事と関わりがある神様のもとへ参拝してみませんか?
というわけで今回は仕事の神様のアレコレを解説していきたいと思います。

目次

そもそも日本における仕事の神様ってどうなっているの?

日本では「この世のあらゆるモノに神様は宿っている」という考えがあります。
そのため仕事の神様(守護神)がいてもおかしくありませんが、実は仕事の神様は具体的には、「職能神(祖神)」と「自然神」の2種類に分けられるのです。

職能神(祖神)は元々その仕事を興した、あるいはその仕事にたずさわる神様として祀られています。
分かりやすい例を取り上げると。

  • 農業の神様:豊受大神、田の神、稲荷など
  • 気象予報の神様:オモイカネ
  • 芸能の神様:アメノウズメノミコト

豊受大神は全ての食べ物を司っている神様で、田の神や稲荷は稲作と密接に関わっている神様です。

オモイカネとアメノウズメノミコトは「天岩戸」のエピソードで有名な神様ですね。
オモイカネは知恵の神様で、天照大御神が天岩戸に隠れた時には作戦の立案から指揮もつとめました。このエピソードから知恵・学問の神様だけでなく、気象予報の神様として東京都杉並区・気象神社に祀られてます。

アメノウズメノミコトも同様で、神々の前で芸を披露して天照大御神の関心を引くことに成功した実績により、芸能の神様として昔から信仰されてきました。

一方、自然神を仕事の神様にしているのはその神様が治めている自然の恵みを受けられるように、あるいはその神様にお断りをするためです。
水の流れをコントロールしたいなら水の神様を、鋼鉄が欲しいなら山の神様を、電気を扱いたいなら雷の神様を守護神として祀りました。

つまるところ職能神(祖神)と自然神の違いは「エピソード(スキル)」と「ご利益」となります。

仕事の神様は人間もいる!?あの戦国武将も今は仕事の神様!

職能神(祖神)が仕事の神様として信仰されてきたのはその仕事に関するエピソード(スキル)を持っているからですが、そのエピソード(スキル)が世間に認められて死後、仕事の神様になった偉人たちがたくさんいます。

例えば今では当たり前なお菓子であるおまんじゅう。
このおまんじゅう(和菓子)の神様だっているのですが、その神様は室町時代(14世紀)にやってきた中国の僧侶なんですよ。

名前は林(はやし)浄因(じょういん)。
浄因は日本から中国に留学してきた僧侶たちとともに来航し、日本人の女性と結婚。そのまま日本に留まることを決めます。

この時、浄因は当時の中国では伝統料理だったおまんじゅうをつくることにしましたが、中国でのおまんじゅうはいわゆる肉まんじゅうだったため、僧侶である浄因にはつくれません。
(まんじゅうが生まれたのは諸葛孔明が川を鎮めるために生贄の代わりに考案したからだそうです)

そこで浄因は肉のかわりに煮た小豆をイン。
さらに日本人の口に合うようにアレンジを加えました。このおまんじゅうを売り出したところ大ヒット!
将軍家どころか、朝廷にまで献上されたそうです。
室町時代末にはさらにアレンジが加えられ、饅頭の皮に甘酒を入れた「酒まんじゅう」が誕生します。

のちに浄因の子孫は京都の「北家」と奈良の「南家」に分かれたものの、京都の「北家」は応仁の乱によって商売をするのが難しくなったので三河に移動。名前を「塩瀬」と改め、商売を始めていきます。
この「塩瀬」が現在でも広く知られている高級和菓子店「塩瀬宗本家」の由来です。そんな「塩瀬宗本家」の初代ともいえる浄因がまつられた神社は奈良県奈良市、漢國神社の境内になります。
名を「林神社」。この神社では4月19日になると全国から和菓子の職人たちから業者からおまんじゅうが奉納されます。

このように昔の人の功績が認められ、信仰されるほどになるケースは数多く、戦国武将・加藤清正も「加藤神社(熊本県熊本市)」で土木の神様として祀られています。言うまでもなく、それは加藤清正がやった農業用水路「鼻ぐり井出」・熊本城をはじめとした築城づくり・白川の「渡鹿用水」といった治水・土木事業がスゴイからです。

銀行・航空なんでもござれ!あなたの仕事の神様はここにいます!

ここまで仕事の神様の概要を解説してきましたが、いよいよどんな仕事の守護神がいて、どんな神社にいるのかカンタンにご紹介していきます。

元明天皇(銀行・金融)

43代天皇。藤原京から平城京への遷都をしたり、風土記・古事記を手がけたりなど色んな功績をした女帝。銀行・金融の守護神になったのは「和同開珎」を鋳造したから。
祀られている神社は聖神社(埼玉県秩父市)、八坂社(石川県金沢市)

ニギハヤノミコト(航空)

日本神話における「天孫降臨」で登場する神様。地上に降りた最初の神様で、その時「天磐船」という乗り物で降臨したと伝えられたことから航空業界から厚く信仰されている。
祀られている神社は磐船神社(大阪府交野市)、飛行神社(京都府八幡市)など

他にもいろいろ

他にも、滋賀県甲府市の油日神社に祀られている油日大神(アブラヒノオオカミ)は油の神様といったように、八百万の神々は伊達ではありません。

もしも興味が湧いたなら、あなたのお仕事の神様を調べてみませんか?

参考
瀧音能之(監修)「仕事の神様大辞典」
饅頭(まんじゅう)の歴史とは?由来や起源などを詳しく紹介!|栗和菓子|恵那川上屋のスイーツコラム
塩瀬の歴史 | 御菓子老舗 塩瀬総本家

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

思った事を何でも!ネガティブOK!

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次