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私たちは何故「妖怪」を作り出したのか

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「妖怪」というものはいったいなに・・・どこから来たのでしょう?

妖怪は古来から人々に恐れられるものとして広く知られています。
そして、そのルーツを辿れば、妖怪というものは人が作り出した偶像に過ぎず、妖怪もまた人であったのかもしれません。

目次

妖怪は何故生まれたのか?

何故、妖怪というものが生まれたのか?
ある説によると、昔は身体的な欠損や行動に異変が見られる者に対する民衆の理解が足りなかったため、排除や差別する傾向にありました。
赤ん坊として生まれた時点で、体の異変、病気を持っている、長く生きられないと産婆に判断された場合、「普通」とは違う、外れた者を処分していたようなのです。

民衆の自分たちとは違う、平均から外れた者に対する嫌悪感、恐怖心、罪悪感から妖怪は生まれたと言われています。

河童

河童は頭に皿を乗せ、水辺に現れて子どもを引きずり込むという噂で有名な妖怪です。
文献に描かれた河童の絵は、お腹が不自然に膨れています。これは貧しさから栄養失調によるもので、頭に皿を乗せているのは栄養不足から髪が抜け落ち頭のてっぺんが禿げ上がったからだという説場あります。

河童の伝承は各地にあり、飢饉による口べらしの為に子どもを川や池に突き落し、亡骸は水を飲んで腹が膨らんだからだと言われています。
水辺に現れるという説明もつじつまが合い、何とも恐ろしく悲しい話です。

口裂け女

口裂け女。どちらかと言えば都市伝説ですが、妖怪としての伝説もあり有名で解りやすいという理由から例としてあげさせて頂きます。

口裂け女の正体は、整形手術に失敗して口が耳まで裂けた恐ろしい姿となってしまった女の人で、自らの顔を観て理性を失ってしまい、子供達を狙ったという説があります。
もし遭遇した場合は「ポマード」という言葉を三回唱えると怯えて逃げていくというのですが、これは整形手術を担当した医者が髪にベッタリとポマードを塗りつけており、その不快な匂いと過去のトラウマを思い出すから。

この話を聞くと口裂け女はやはり人間であり、不条理な運命に引きずられて、悶え苦しみ逃げていく姿に共感すら覚えてしまうのでした。

妖怪というものは

現代にも見られる先天性異常の一つとして口唇口蓋裂が挙げられ、それ程に人の身体的特徴と妖怪は強く結び付いてしまうようです。
妖怪というものは人間の差別の意識から生み出され、それは現代の私たちの根底にも根強く残っているのかもしれません。

※画像はイメージです。

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