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から傘おばけと一旦木綿、妖怪たちとの遭遇

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だいぶ昔のお話ですが、私が中学校2年生の夏の蒸し暑い夕暮れの時の実話です。
私はバスで中学校へ通っていて、その日もテニス部の帰りでバスを降り、一本中の道を通り自宅に帰る時でした。とても蒸し暑く、まったく風がない夕暮れ時、周りは小さな小児科と住宅、その脇は草っ原でした。

真っ直ぐな車一台通れるぐらいの狭い道を歩いていると、前方の方からぺたん、ぺたんと音がしてきました。
なんだろう?と思い薄暗い方をじっと見ていたら、一本足のうえにから傘を半分縮めだ傘の部分に大きな目玉が一個ある、から傘おばけが私の方にだんだん近づいてきました。
私はあまりの驚きで声も出ず、立ち止まってずっとから傘おばけを見つめていました。

その時、何か違う気配を感じ、ふと気配を感じた方へ目線を向けたら、真っ白い一反木綿がふわぁっと、宙に浮かんでいました。音も無くひらひらと飛んでいて(浮かんでいて)、下にはから傘おばけがぺたん、ぺたんと歩いて、私の横を何事もないかの如く、通り過ぎて行きました。
私は暫く放心状態でその場をうごけず、ハッと我にかえり、後ろを振り返った時は、もう既に妖怪達の姿は有りませんでした。

私は子供の頃からゲゲゲの鬼太郎が大好きで、いつか妖怪に会ってみたいと言うのが、子供の頃からの夢でした。ですので、とても驚きましたが、貴重な姿を見せてくれた妖怪達に感謝しています。今なら携帯を持っているのですぐに写真撮ることもできたと思いますが、まだ携帯の無い時代でしたので、写真を撮る事はできなかったのが残念です。

それにしてもどうして妖怪達が歩いて、飛んでいたのかずっと考えていましたが、大人になりわかった事ですが、前住んでいた場所のすぐ近くは、昔湿原で近くに池もあったようです。今は池はありませんが、私が乗り降りしていたバス停の名前に池がついていました。なんとなくゲゲゲの鬼太郎のオープニングに使われているような、池がありその周りが湿原や原っぱを想像すると、妖怪達が住んでいた場所に近かったのではないか?と思うようになりました。

この40年で、その場所も大きく変わりました。もう原っぱはありません。
すべて住宅となりましたので、多分妖怪達も住みにくくなり、引越しをしたのではないかと思います。うっそうとした森の奥、原っぱの先に池があり、その湖畔に妖怪達の住処があるような気がしています。

今はあまり見なくなった、日本の原風景が残っている場所に、今でも妖怪達は住んでいる。
私はそう思っています。

※画像はイメージです。

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