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謎めく状況と不気味な怪文書~加茂前ゆきちゃん失踪事件~事件考察編

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数時間前まで確かにいたはずの少女が忽然と姿を消した。
不可思議な失踪当日の状況と情報、そして届いた怪文書。

真偽もわからない散りばめられた手がかりを私たちは正確に捉えられているのだろうか。そして、この事件は果たして1人の子どもがいなくなったという単純な話なのだろうか。

もしかしたら私たちが気が付かない事件の裏に、さらなる悪が潜んでいるのかもしれない。

目次

ゆきちゃん失踪事件考察

多数の目撃情報やゆきちゃんが去った後に残された自宅の不可解な状況、そして自宅付近で目撃された不審車両に加えて、事件発生から3年後に家族あてに届いた手紙。

これらの情報から、未解決のままのゆきちゃん失踪事件の真相について考えていきたい。

怪文書の筆者はどのような人物なのか

怪文書の書き手ということで、精神的におかしい人間、またはいたずら目的の愉快犯的人間とも思われるが(もちろんその可能性も十分にあるのだが)、それにしては地名表記に仕掛けを持たせたり、詩を引用して状況を伝えたりと教養を感じさせる部分が随所にあるように感じられる。

この怪文書の筆者は、ゆきちゃん失踪事件のキーパーソンである富田の股割れの人となりを熟知しており、彼女の現住所や仕事、そして心情についても知っている。
怪文書の筆者は、多くの人々と同じような普通の生活を送る人物で富田の股割れに精神的にも物理的にもかなり近しい友人、知人なのではないだろうか。

逆に言えば、近すぎる人物であるからこそ、自身の正体がバレることを恐れて直接的な言い回しを使えなかったとも考えられる。
ゆきちゃん失踪事件同様、この怪文書は事件の有効な手がかりなのか、手がかりなのであれば文書はなにを意味しているのか、そして誰が書いたのものなのかも、公式には未だわかっていない。

ゆきちゃん失踪事件の犯人はどのような人物なのか

あまたの目撃情報や怪文書がすべて正しい手がかりと考えると、事件のあらましと犯人は次のようなものと推察できる。

ある日、ゆきちゃん一家に近しい売春婦が、対価を用意してヤクザ相手に加茂前家の末っ子であったゆきちゃんを誘拐の協力するよう依頼する。
加茂前家が裏社会から目を付けられるような存在だったという情報はないため、理由としては売春婦の加茂前家に対する個人的な恨みによるものではないかと考える。

売春婦は1991年3月15日より以前にゆきちゃんにこっそりと接触。
「家族には内緒だよ」、「すぐに済む用事だから」などと言い含め、3月15日にゆきちゃんと会う約束を取り付ける。
ゆきちゃん自身もその売春婦と面識があったため、それほど不審には思わなかった。
そして、3月15日15:30頃、次女が帰宅する直前、在宅の父親に気が付かれないような方法で自宅にいたゆきちゃんを呼び出す。

ゆきちゃんは約束相手が来たと思い、すぐに済む用事だからと上着も羽織らず、飲み途中だったココアもそのままにして家を出た。
しかし、呼び出された先で待っていたのは売春婦が依頼したヤクザである、パンチパーマの男だった。

男は「約束していた売春婦の所まで連れていく」などと言いくるめてゆきちゃんを白いライトバンに乗せる。

捜査をかく乱させるため、そしてゆきちゃんにいつでも車を降りて帰ることができるという安心感を与えるため、わざと小学校や駅に寄ってゆきちゃんを目撃させて無事を装いながら、連れ去りを成功させる。

売春婦にとっては、加茂前家に対してちょっと嫌がらせや恐い思いをさせればいいくらいの事だったのかもしれないが、ヤクザ側にとってはそうではなかった。
ゆきちゃんはその後、ヤクザの手引きで海外へと売られていく。

このヤクザはそもそも人身売買に加担しており、そうした伝手を持っていたのだろう。
こうしてゆきちゃんは家族の元に帰れなくなってしまった。

そもそもこの犯行を依頼した売春婦も今では己のしたことに罪悪感を持っているが、警察に話そうものなら自分も逮捕されることは目に見えているため、見て見ぬふりをするしかできない。
そうした売春婦の行いと現状を知り、ゆきちゃんやゆきちゃんの家族を不憫に思った人間が自分の身元がバレないよう怪文書という形で事件のあらましを送りつけてきた。

ゆきちゃん失踪事件の全体の真相がこのようなものであるとすると、犯人は犯行を持ち掛けた売春婦、そして実行犯であるパンチパーマのヤクザの男性とその組織ということになる。

ヤクザについてすぐに洗い出せるかは疑問があるが、加茂前家と接点のある売春婦ということであれば、それほどの時間をかけずに見つけられる可能性は高いと思う。
この事件のあらましはあくまで筆者の推察であり、妄想であるのだが、果たして本当の真相はどんなものなのであろうか。

ゆきちゃんはどこへ消えたのか

1991年失踪から、すでに30年以上が経過している。

もしも送られてきた怪文書がゆきちゃんと犯人に関する真実を語っているのだとすれば、ゆきちゃんは幼くして家族から突然切り離され、長く1人で辛く、寂しく、恐い思いをし続けていたことになる。
そして怪文書に描かれた状況が事実だとして、過ぎ去った年月を考慮するとその安否は絶望的と言ってもおかしくはないだろう。

ただし、この絶望は絶対ではない。
ゆきちゃんが今なお、私たちの日常からは及びもつかない過酷な状況で苦しみ続けている可能性も決して0ではないのだ。

加茂前ゆきちゃん失踪事件は2006年に公訴時効を迎えているのだが、事件を管轄する三重県警察では、事件から30年以上が経過した今もゆきちゃんに関する情報を集めている。
どんな些細なことでも、なにか心当たりのある人はぜひ捜査に協力してほしい。

果たしてどのような形で結果を迎えるかはわからないが、ゆきちゃんとゆきちゃんの家族が解決だと思える真実が1日でも早くもたらされることを祈っている。

※画像はイメージです。

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