福島県有数の観光地「会津」。
歴史ある鶴ヶ城や飯盛山、茅葺屋根の建物が並ぶ湯野上温泉。
湯野上温泉のなかに、たった2年で閉業してしまったという旅館の廃墟があるんです。
湯野上温泉とは
湯野上温泉は、会津鉄道沿線の温泉街のことです。
そのなかでも、湯野上温泉駅は日本でもめずらしい茅葺屋根の駅舎。
足湯もあって電車を待ちながら、自然に囲まれて足湯につかる人もたくさんいます。
大内宿の最寄り駅として、そして温泉を利用する人の拠点として賑わっています。
ちなみに、猫の駅長で有名なのは「芦ノ牧温泉駅」。
名前が似ているので間違えてしまう人も多いのだとか。
謎の温泉観光ホテル?!
今回紹介したい廃墟は、とある温泉観光ホテルです。
わりと知られてたホテルで、営業して数年で謎の閉業。
そして。過去二度にわたる不審火。
当時の様子を知るすべもなく、ネットで検索してもなかなか出てきません。
湯野上温泉のある駅から歩いて20分から30分ほど。
歩くのが遅い私は30分くらいかかってしまいましたが・・・。
細い歩道を歩くのも、高い橋の上を歩くのもなにかと気をつけないといけません。
はてさて内部はどうなっているのでしょうか。
内部は、一言でいうとまっくろこげ。
ここがホテルだったと分かるのは、散らばった食器や厨房の料理器具、置きっぱなしの古いジュースの瓶など。
二階もあるのですが、先客でカメラを持った方が先に入られたので探索できませんでしたので、一階のみの探索になりましたが・・・骨組みと焦げた残骸ばかり。
火事が起きた際に使うであろう消化ホースが入った扉が、やけに真っ赤になっていました。燃えていても、使われなかったのだろうか?
あとは部屋にたくさんのタイヤが詰め込まれていたり、不法投棄が目立っていました。
ツタに覆われ、自然と化していくことでしょう。
こっちのほうがびっくりした
ホテルの近くには、小さな慰霊碑がありました。
正直、こっちのほうがびっくりというか、ぞくっとしたというか・・・。
とっても高い橋がかかっているから、橋をつくる際に亡くなった方のためでしょうか。
真相は分からないですが、こんな高いところから落ちたら生きてはいられないな、と思いました。
帰りは足湯で
歩き疲れたので、駅の前にある足湯につかって電車を待ちました。
会津鉄道は車掌さんが車内を周って、乗車駅と降りる駅を伝えてお金を払う仕組み。
初めての無人駅でドキドキしましたが、なんとかクリア。
ローカル線と廃墟の旅、うきうきしますね。
※写真は一部イメージです。
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