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座間9人殺害事件とはどんな事件だったのか?

座間9人殺害事件とは、2017年に発覚し9名を殺害していた連続殺人事件です。
被害者が若者であったこと、SNSの利用が当たり前になっている社会に衝撃や不安を与えた社会的に影響の大きい事件といわれました。
座間9人殺人事件とはどんな事件だったのか?
詳細を解説していきます。

目次

事件のあらましを解説

座間9人殺害事件は、2017年の8月から10月にかけてTwitterを使用して起こった事件です。
犯人は白石という男で自殺願望をほのめかす相手を見つけると、自分にも自殺願望があるように装いネット上で近づきます。
そして自分のアパートの部屋に誘って、女性8人、男性1人殺害しました。

15歳から26歳の若者で8人の女性には性的暴行を加えて殺害し、金品を奪ったうえで証拠隠滅のためにバラバラに解体してごみ捨て時に遺棄していたといいます。
しかしなぜか頭部は自宅に保管していたといいます。
手口は自殺願望を表明して精神的に弱っていそうな女性、自分が寄り添うように家に誘い込みます。

そして悩みを聞くふりをしながら、酒や薬を進めて抵抗しにくい状態にしたうえで、突如襲い掛かり手や腕で頸部を絞め失神させた後に、女性ならば強姦後ロープで絞殺。
解体を浴槽で行い、頭部以外の遺体は解体後密封容器に入れて現場のアパートから離れたゴミ捨て場に遺棄していたといいます。最後の被害者の兄が捜索届を出し、操作が開始。

Twitterを使用して警察が白石のアパートを特定し異臭がしていたため踏み込むと、室内には遺体の一部が入った多数のクーラーボックスがありました。
クーラーボックスの中には7つのバラバラに解体された遺体が入っており、一部は腐乱していました。
これらは証拠隠滅のために猫のトイレ用の砂がかぶせられていたといいます。
供述によると、頭部は近隣に怪しまれないように、後日山に埋めに行こうと考えていたそうです。

白石隆浩の人物像とは?

このような普通の神経では到底できない殺害を行った白石隆浩とはどういった人物だったのか?
白石は基本的に幼少期のことを話したがらないといいます。
しかし断片的な情報によると、父親は大手自動車メーカーの下請け企業で部品設計を行い、母は優しく料理好きな人だったそうです。

親からの愛情という意味では恵まれていたといい、特に母親に関しては「完璧」「キレイ」など話しているのだそう。
白石自身は小学校から高校まで暗くて大人しい地味な感じだったといいます。
小学校時代の同級生によると「影が薄い子だった」「おとなしくて目立たない」「いつも何かにおびえている印象」だったといいます。

しかし専門家によると「他人の関心を引こうとする社交性はあるものの、人間関係の希薄さを感じる」と分析しています。
コミュニケーション力が乏しく、孤立している状態が続くと、孤立が原因で犯罪に走るケースもあります。
白石隆浩についても同様のことも言えるかもしれませんが、結論は出ません。

猟奇的な殺人事件に対しての明確な理解は一般人には不可能であり、あくまで憶測するしかないためです。
白石はためらうことなく、殺人を犯し、しかもコレクションしていた傾向も見られます。
しかし精神鑑定上は「責任能力あり」であり、特に何かの精神疾患を患っていたわけではないからです。

恐ろしい殺人動機

このような連続殺人を起こした理由は何なのだろう?と考察してみると、どうやら「金銭目的」と「性行為目的」「証拠隠滅」といえそうです。
最初の被害者はかなり白石にお金を貸していましたが、「金銭を返したくない」という理由で殺害。
ただし後から「殺さずにヒモとしてお金をせびり続けたらよかった」ともおもったのだとか。
しかしシンプルな理由に、自分の損得勘定だけの身勝手な理屈が目立つ動機です。

Twitterを使って自殺願望のある女性を呼び出したのも、その女性たちを手助けするためのものでは全くなかったのだそう。
最初から死んでも良いと思っている人物を集めることで、金銭や性欲を満たすことが目的だったと証言しています。
善意で助けるような意図は全くなく、最初から死んでも良いと思っている人をだまし殺人を犯していました。
そして徐々に強姦目的で女性と接触するようになったのだそう。

実際被害者の中には、数千円や数百円しかもっていない人もおり、金銭目当てよりは強姦目的の方が強いといえるでしょう。

殺人や遺体の処理への異常性

その他にも裁判を通して猟奇性が多く露見されています。
例えば殺害後冷静に解体方法を考えて、選択し方法を選んでいたようです。
また、「お金をとる」「性交する」にしても命まで取る必要はあったのか?という疑問も出てきます。

結局「金」「性欲」という理由をのけてもどうして殺人に結びつくのかよくわかりません。
一つ言えることは、異臭漂う部屋で黙々と解体を行う。
それは一種のゲーム感覚にも近かったのではないかとも憶測でき、罪の意識が無く平然としているところは真のサイコパスです。

白石の女性関係は?

しかし女性を多く殺害した白石ですが、どうして次から次へと女性が現れていたのか?
白石隆浩は24歳の時に半グレ集団と知り合い、歌舞伎町にて水商売で働く女性のスカウトマンの仕事をしていました。
スカウト仲間によると、スカウトとしての腕は評価されていたのだそうです。

SNSなどを駆使して女性を探し、まめに連絡を取ることで成績を上げていたといいます。
こういった手腕が、自殺志願の女性たちにも影響したのではないでしょうか。
見かけも一見大人しいのも影響したのかもしれません。

死刑判決が下る

白石隆浩は東京・立川拘置所に拘置されています。
2020年に初公判が行われ、3か月後には求刑通りの死刑判決が言い渡されました。

裁判の間、白石は生への執着が乏しく、「どんな刑でも控訴しない」と意思表示していたのだそう。
死刑判決後、弁護人が判決を不服として控訴する手続きを取りますが、白石の意思で控訴を取り下げ2021年に死刑が確定しました。

事件が与えた影響と感想

白石隆浩という「モンスター」はどうして現れてしまったのか?
幼少期の白石家はいたって平凡で、ネグレクトや虐待もない一家だったようです。
しかし色々な要因が絡み合ったのか、いつしか殺人をなんとも思わないサイコパスな人物になってしまっていました。
よくも悪くもSNSが発達し、便利な世の中となりましたが、自殺願望など悪用されるパターンも増えています。

事件後Twitterは運用ルールを追加し、「自殺・事象をほのめかす投稿を発見した場合は助長や先導を禁じます」と追加されました。
違反があればツイートは削除され、アカウント凍結されます。

ここまで書いての筆者の感想は、殺人の犯人の心理状態を見ると、ある程度傾向を読める犯人もいるのですが、白石はさっぱり掴めません。他の専門家の人も首をかしげていますが、良くも悪くも「目立たない普通の人」であり、特にここがというポイントがわからないのです。
しかし事件は近年で類を見ない残虐な事件の1つといえます。

人間の闇が永遠のミステリーといいますが、まさしくそういった事件といえるのではないでしょうか。

featured image:Asanagi, CC0, via Wikimedia Commons

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