アメリカ海軍が建造している、レーダー探知を極力防ぐステルス性能を持つとされるズムウォルト級ミサイル駆逐艦の2番艦が2019年年1月就役予定となりました。
2019年に就役する予定のこの軍艦は、ズムウォルト級ミサイル駆逐艦の2番艦「マイケル・モンスーア」です。今回2018年11月9日にアメリカのメーン州の造船所からカリフォルニアに向けて出航したと伝えられています。ズムウォルト級ミサイル駆逐艦の1番艦は就役済みで、現在は試運中とされており、2021年の実戦配備が予定されています。
ズムウォルト級は駆逐艦とは言うものの、全長180m、満載排水量が1万6000トンとされており、太平洋戦争中の重巡洋艦よりはるかに巨大な容積を持つ軍艦となっています。今回2番艦「マイケル・モンスーア」のニュースですが、後一隻が建造予定とされています。しかしこれは、元々は合計で32隻の建造計画が縮小されて十分の一以下とされたもので、このことにより建造のコストも高額になっていると伝えられています。具体的には、1隻あたりの建造コストが46億ドル(約5,200億円)とも言われており、これは日本の海上自衛隊のイージス艦の3隻分に相当する金額となっています。
実装されるレーダーや火器管制システムは、アメリカのレイセオン社が核となって開発されたもので、兵装としては巡航ミサイルのトマホークや対空用の垂直発射装置などを搭載しています。ハイテクノロジー満載のこの軍艦は、乗組員の数も約170人程と、従来のイージス艦の半数とされています。余りに近未来的なその形状が特異な勘ですが、本来の主兵装に想定していた大型の艦砲「155mm AGS(先進ガンシステム)」は、32隻の建造計画が3隻に激減されてしまったことで、その砲弾の調達が出来なくなったとも伝えれています。今後日本への配備のあるかもしれないと言われていますがはたして・・・。
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