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SDなのに奥が深い?「ダブルゼータくんここにあり」

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今回紹介したい作品は、かつてガンダム好きのバイブルでもあった『SDクラブ』や『B-CLUB』にて掲載連載された、こいでたく先生の漫画作品でもある「ダブルゼータくんここにあり」です。

1988年に『SDクラブ』にて掲載連載され、SD村の住人・ダブルゼータくんと友達であるアッシマーくんや、Zちゃんとのんびりとした日常が描かれている作品です。それでいてどこかに哲学的な雰囲気を醸し出し、モビルスーツゆえにある戦争の考え方や、生命の倫理に勇気の在り方など、そこに深いテーマが込められた名作とも言え、当時は夢中になって読んでいたものです。

作風にもSD版ぼのぼのと銘が打たれており、独特のセンスを上手くSDの世界観に反映し、ただ平和な世界ではなく、そこにはリアルサイズのモビルスーツも存在します。遠くの地では戦争があり、また彼らのSD村も戦争へと巻き込まれる危機感があるも、何変わらずに日常を過ごしていく彼らの日々に、どことない癒しを感じられる名作とも言えました。

特に、この物語に登場するマラサイさんのセリフには、非常に重深いメッセージが込められていました。
そのエピソードを紹介すれば、以下の様になります。

主人公のダブルゼータ―くんが、なんでリアルじゃないのかと悩み、自分達がカッコ悪いと悩んでしまいます。
そんな悩みを聞いたマラサイさんは、彼にこう答えます。
「もし俺達が大きければ、中に人間が入って勝手に殺し合いをさせられてしまうんだ。」
と、その言葉にショックを受けながらも、子ども心にSDであった事に安堵するダブルゼータくん。

(C) 創通・サンライズ (C) こいでたく

彼は様々な悩みをマラサイさんへと話し、マラサイさんもその悩みに答え、いつも彼に何かを教えてくれると独特な優しさにある作風には、非常に心が打たれるものがあります。

また多くのエピソードの中でも、なんでモビルスーツは武器を持っているのかと訊ねられます。
それがカッコ良いからと答えるアッシマーくんに、便利だからと答えるモビルスーツや、色々な意見を聞いていきますが、マラサイさんは武器は捨てたと言います。
なんで武器を捨ててしまったのかと訊ねられ、武器を持つ強さよりも、何も持たない強さを持つことが一番強いと感じた身からだと言うマラサイさんのセリフに、非常に強いあこがれを抱いたものです。

SDでもガンダムの銘が打たれていますが、深い名台詞が多く込められ、今もなおも名作として知られている今作。
一度読んでみる事をお勧めする逸品です!

(C) 創通・サンライズ (C) こいでたく

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