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中国初の強襲揚陸艦075型

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075型強襲揚陸艦イメージ

海軍戦力の拡充を進める中国
近年において空母と並んで注目されているのが中国初の強襲揚陸艦です。
075型と呼ばれる強襲揚陸艦はどんな艦になるのでしょうか?

目次

強襲揚陸艦とは?

強襲揚陸艦とはそもそもどんな艦か?
この艦種を作ったのはアメリカ海軍です。アメリカ海軍は上陸作戦に使う艦艇が揚陸・航空機運用・指揮の三種類に分かれていました。
この三種類の役割をひとまとめにしたのが強襲揚陸艦です。

揚陸艇を載せて上陸する兵員の揚陸を行えるようにして、全通甲板を備えてヘリコプターなどの航空機を運用できるようにする、司令部の乗せられる区画を作り通信機能も備えて指揮ができるようにする。
それが強襲揚陸艦の特徴です。

075型強襲揚陸艦イメージ

星海军事, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

075型強襲揚陸艦

中国初となる強襲揚陸艦である075型は全長235mで排水量3万5000トンから4万トンになるとされる大型艦です。
アメリカの「ワスプ」級の全長257m・満排水量4万トンから4万1000トンや「タワラ」級の全長254m・満排水量約4万トンに匹敵する大きさと言えます。

075型が乗せられるのは1600人の兵員と2隻のエアクッション揚陸艇であるとされています。
航空機搭載能力は現在のところ中国軍にF-35BやAV-8BのようなVTOL戦闘機が無い為にヘリコプターの運用に留まると思われる。
そんな075型は2021年に1番艦が就役予定で建造中は他に3隻あります。

075型はどう運用されるか?

075型が運べる1600人の兵員は1個歩兵大隊に支援部隊を合わせて独立した戦闘部隊が組める人数になります。
これをエアクッション揚陸艇とヘリコプターで運べば1隻で海と空からの上陸作戦を可能となります。
小さな島々への作戦であれば075型1隻で十分になると言えます。

現在建造中の4隻が合わされば7400人の兵員を上陸作戦に投入できる事になり、既存の揚陸艦と合わせれば師団規模の兵員を一度に上陸させられる能力を中国軍が持つ事になります。
台湾や尖閣諸島に南沙諸島のような係争地がある中国にとっては、海を渡って地上戦力を送り込む能力が必要があります。

中国は島々の係争地を実力で確保できると意思表示ができるようになったとも見れますし、2015年にイエメンで行ったような紛争地での自国民保護のような外国での任務を行える能力を持ったと見る事もできます。

参考資料:
世界の艦船2021年4月号 特集・中国海軍 海人社
最強世界の戦闘艦艇図鑑 Gakken

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