普段は不思議な体験談を聴く側の母ですが、たまに自分の体験談を話してくれます。
人魂
私の母は何度か人魂を見ていることを、最近になって知りました。
初めて人魂を見たのは幼少時で、近所の仲良しの子が亡くなる前後だったそうです。
目の前に現れたそれは真っ赤な色、ふわふわと漂っていて、友だちだったというのを直感でわかったとのこと。
赤い人魂は恨みや怒りといった感情を示しているという解釈もあるようです。
私がそのことを母に伝えると、その友だちとは普段から揉めごとが多く、この時も仲違いしたまま亡くなってしまったのかもしれないと言います。すると別れを告げに来たというより、喧嘩の続きに来たようにすら思えるのです。
子どもゆえに感情をそのまま爆発させ、それが赤い人魂として現れたのではないかと推測しています。
この話は何度も聞かされていて、正直もう腹いっぱいです。
ところが最近になって、まったく別の人魂の話を持ち出してきたのでした。
再び見たという人魂
数年前だったそうで、叔母が亡くなった直後、窓の外に人魂が二つ浮かぶのが見えたらしい。
ほどなく親戚から訃報の連絡が入り、「別れを告げに来ていたのだろう」と理解したそうです。
二つ並んで現れたうち片方が叔母であることは想像がつきますが、もう一方が誰なのかはわからず、しかもこのときの人魂も赤く見えたというのです。
話の流れからすると、このときの赤い人魂は不幸の前触れとして現れたと見るのが自然です。
実際、赤い人魂にはそうした意味を持つという解釈も存在します。
身内の不幸が重なっていた時期でもあったようで、二つの光が「続く不幸の知らせ」なのは間違いではなく、あの頃の状況を思えば、二つに限らず、もっと多く現れていても不思議ではなかったのかもしれません。
二つだけで済んだことの方が不思議に思えるほどです。
これで全てというわけでもない
これらの人魂は、どれも母と親しくしていた人が亡くなったタイミングで現れています。
だが不思議なことに、母と血縁のある人物に関わる人魂は一度も見ていない。
子どもの頃の友だちはもちろんの事、叔母も父親の系列で、いずれも母と血の繋がりはありません。
ちなみにですが、母の口ぶりからすると、他にも人魂を見た経験があるらしく、それ以外に何かしら不可解な現象を体験しているそうです。すると母は、霊能力的な何かを秘めているのではないかと思えてしまいますが、妙に口が重くて語る気はないようです。
とても気になるのですが、それらを話してくれる時が訪れるのでしょうか?


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