いわくつきの品に付随する「呪い」に対する考察

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いわくつき、○○すると死ぬ品、と聞くとこの界隈に精通する読者諸君なら様々な物を思い浮かべると思う。
近年になり原因が科学的に解明された物からいまだ解明されない物まで数多くあるが、これらが数多の犠牲を出してきたのは果たして科学的要因や呪いだけだろうか?

目次

例を挙げるとして

○○すると死ぬ品。
例を挙げるなら『座ると死ぬ椅子(バズビーズ・チェア)』や『所持すると不幸になる人形(アナベル人形)』、『舞うと死ぬ舞踊(採桑老)』あたりがテレビでも特集されたことがある有名どころだろうか。

真偽不明なものも合わせると『採掘に行くと死ぬ墓(ツタンカーメンの墓)』『所持すると死ぬダイヤ(ホープ・ダイヤ)』なども調べる分には興味深い。
過去から猛威を振るった物にはいまだその原理を呪いとしか説明できない物もあるが、中には科学や医学の発展により原理が解明された物もある。

科学的に解明される呪い

『入ると死ぬ洞窟(プルトニウム)』というのがトルコに存在する。南西部にある古代ローマ遺跡ヒエラポリスにある洞窟で、入る動物が軒並み死ぬので「地獄の門」とも呼ばれている。
洞窟内に立ち込める蒸気にあてられた動物が命を吸われるのだと考えた当時の民は蒸気に「ハデスの息吹き」と名づけ、供物を捧げる目的で動物を洞窟に入れる儀式を行っていた。

近年洞窟を調査した科学者たちにより、かつて動物たちの命を奪っていた蒸気の正体は高濃度の二酸化炭素であったことが判明している。蒸気には人間も死に至る濃度の二酸化炭素が含まれていたが、空気より重い二酸化炭素は洞窟の底の方に溜まったため、身長のある人間に害を与えず動物のみに作用したのだろう。

このように、○○すると死ぬ…いわくつきのものの中には、「今はその物質が危険であることは常識だけど昔は周知されていなかったせいでその事象が原因不明の『呪い』として扱われていた」というパターンが数多く存在する。しかし、嘆かわしくも犠牲者が出たのは当時の無知が原因だったとして、その後被害が拡大したのはもっと別の要因があったのではと過るケースもある。

着ると死ぬドレス

19世紀初頭、ドイツを皮切りにヨーロッパ各地でとある人工顔料が開発された。鮮やかかつ上品なグリーンの発色を安価に可能にしたそれは部屋の壁紙や家具などの塗料、絵画の絵具などに多く用いられ、中でもこの顔料を使い一際美しい色に染められたドレスは当時上流階級の若い娘たちの間で流行した。

この顔料、ヨーロッパでは『パリスグリーン』『エメラルドグリーン』の他、開発者の名にちなみ『シュヴァインフルトグリーン』『シェーレグリーン』などの名前で普及していた。
日本では『花緑青』と呼ばれているが、もしかしたらこの名前でピンとくる者もいるかもしれない。これらの主成分は酢酸銅と亜ヒ酸銅。殺鼠剤や殺虫剤にも使われるほど強いヒ素由来の毒性・発がん性・健康有害性を有しており、この顔料が使用された壁紙や家具がある部屋で過ごした者にはヒ素中毒の症状が現れた。

経口のみならず経皮でも体内に毒素が蓄積していく顔料で染められたドレスを纏えばどうなるかは想像にたやすいだろう。この顔料こそ、巷で恐れられた着ると皮膚が爛れ臓器不全を起こす呪われたドレスのからくりである。

この顔料の怖ろしい所は、実は壁紙や家具の塗料として流通し始めた当初から医者の間では「これって中毒症状だよね」「あの顔料のせいじゃね?」という見立てがすでにあり、開発されて30年後には名のある学者から「この顔料、壁紙に使うとカビと反応して人体に良くない物質出すよ」と発表もされたにも関わらずしばらく流通が止まらなかった点。
当時の常識では「ヒ素は確かに毒があるけど人体に影響を及ぼすほどではない」と考えられていたのも要因の一つと推測される。が、他にも安価で人気の彩色である塗料が使えなくなるのを壁紙業者が嫌がり、顔料の名前を変え規制を掻い潜り使用し続けたという説もあるという。

いわくつきの品に付随する「呪い」とは

○○すると死ぬいわくつきの品には、
「当時から未解明な要因を『呪い』と呼んでいるもの」
の他に
「当時の常識や技術、知識では解明できず『呪い』として扱われてきたもの」
も存在する。

一見後者は「いわく」の部分は最早効力を失くし無害となっているようにも思えるが、もし前章で触れたように被害拡大の要因に「一部人間の利益を優先する欲」が絡んでいるとすれば。科学的な裏付けを凌駕し害を振りまき続けたのは「何」か。
この人間の欲こそ、いわくつきの品が孕む「呪い」であるともいえるのではないか…などと思いを馳せたところで今回は筆を置く。

いわくつきの品のどこに「呪い」を見出すかは考察をする者がいわくつきの品や呪いそのものに対しどれほど知識があるか?
知識を踏まえてどのように向き合うかで如実に違いが出るので、調べるのと同時に他の同志と意見交換を試みるのもいいかもしれない。

※画像はイメージです。

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