僕の引っ越し体験

当サイトは「Googleアドセンス」や「アフィリエイトプログラム」に参加しており広告表示を含んでいます。

社会人になって、実家を出て初めて一人暮らしを始めたときの話です。

目次

声が聞こえる

引っ越しは滞りなく終わったものの、思った以上に時間がかかり、手伝いに来てくれた彼女もそのまま新居に泊まることになりました。
晩ご飯を食べ終えると、部屋には二人きり。実家にいた頃とは違い、なんだかもう同棲しているような気分。
自然と盛り上がり、いわゆる“そういう最中”でした。

そのとき、突然、女性の声が聞こえてきたのです。

最初は気のせいだと思いました。
ところが彼女も同じ声を聞いており、不安になって行為をやめ、寄り添ったまま耳を澄ませました。
すると、今度ははっきりと、女性が何かを訴えるような声が聞こえてきます。

お互いに顔を見合わせ、
「安アパートだし、隣の部屋の声だよね」
「ちょっと声が大きかったかも」
と、すこし反省して、そのまま静かに眠ることにしました。

翌日、引っ越しの挨拶も兼ねて、昨夜のことをお詫びするつもりで隣の部屋を訪ねたのですが、呼び鈴を鳴らしても反応はなく、どうやら誰も住んでいない様子。
部屋は建物の端になので、隣はその一室だけ。となると、声の正体は下の階だったのかもしれません。
ただ、わざわざ下の階まで挨拶に行って確かめるのも不自然ですし、正直なところ少し気恥ずかしさもありました。

結局、「今度から気をつけようね」と話し合い、この件については深く考えないことにしました。

思わぬこと

しばらくすると、今度は壁紙が部分的に剥がれてきました。
不動産屋に連絡して補修してもらおうと思い、改めてその箇所をよく観察すると、剥がれた一部の色が違い斑模様になっていて、壁に何かが貼られているようにも見えました。

気になって確認しようと、ほんの少しだけ剥がすつもりだったのですが、元々接着が弱かったのか、思った以上に広い範囲が一気に剥がれてしまったのです。
その下に現れたのは、黒ずんだ染みのような跡と、壁に貼り付けられていたものは、どう見ても御札。

背筋が凍り、手が震えながら、写真を撮って、不動産屋に問い合わせると、事故物件であることを告知せず賃貸に出していたことをお詫びされた。
詳細を教えてもらえませんでしたが、女性の声、壁に残された痕、御札、なにが起きたかは想像するのに難くありません。

忘れらない夜

結局、引き払うことになり、不動産屋は特別に、通常は表に出さない安くて良い物件を紹介してくれました。

たとえばこの物件が、周辺の相場より極端に家賃が安ければ、何か理由があるのではと疑い、最初から借りることはなかったと思います。
しかし実際には、家賃は周辺相場とほぼ変わらず、特別に安いという印象はありませんでした。

なぜそうなっていたのかは分かりません。
ただ、「運が悪かった」で片づけられるような話ではない気がしています。

※画像はイメージです。

面白かった?

平均評価: 0 / 5. 投票数: 0

投票がありませんよ、最初の評価をしてね!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

思った事を何でも!ネガティブOK!

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次